風の草原 新装版 の商品レビュー

いわむらかずお(著者)

2024/03/07

トガリィじいさんが3人の孫に昔の冒険を聞かせてあげるお話。14ひきのシリーズのいわむらかずおさんの絵がとても癒されます。小さな生き物の視点で語られる自然の描写に、自分も山の中にいるような気持ちになりました。

2023/06/26

「トガリネズミのトガリィじいさんが、若き日の冒険を孫たちに語って聞かせるものがたり。てっぺんはいつも雲にかくれてトガリ山。そのてっぺんを目ざし出発したトガリィは、草原で出会ったテントウムシのテントといっしょにのぼることにする。とんがったところから飛び立つのが好きなテントは、いつもトガリィの鼻の先や指の先から飛び立つ。」

８巻まであるシリーズの第１作目。ひとつひとつの話が短いので読み聞かせにもむく。
・この本を読んでいると、自分も小さな動物になって草のあいだから空を見上げている感じがしてくる。
・途中でであったテントウムシのテントのお話は、このあとシリーズででてくる。

2020/12/05

学生時代に読んだものの再読。かなり前なのでエピソードほぼ忘れてる。
若いトガリネズミのトガリィが一人前になるためにトガリ山のてっぺんを目指す。その旅が始まったばかり。道中でトガリィが感じてる草原の自然の情景もあわせて、冒険がはじまるワクワクするようなさわやかさに満ちている。
おじいちゃんになったトガリィが孫たちに若い時の話を語って聞かせてる話でもあるけれど、そのほのぼのした雰囲気も温かい。

動物たちの物語をたくさん描いてきたいわむらかずおさんの自然観も存分に反映されている。「他の動物から元気をもらって元気になる」って表現にはっとする。だから生態系や環境を大切にすることもとても大事。

2020/11/27

3年教科書掲載本

トガリねずみのトガリィじいさんが、3びきのまごに自分のぼうけんを話して聞かせる話。

3匹とおじいさんが話しているときは挿し絵が上部で話が下部、おじいさんのぼうけん談は話が上部で挿し絵が下部、と、場面の違いがわかりやすく、いわむらかずおさんなので挿し絵はもちろんとてもかわいい。

1つずつの話が短いので、朝読などにいいかもしれない。