テンセント の商品レビュー
テンセントの社史みたいな本。 いい本だしぜひ読んだほうがいいけど、600ページあるのに、出来事に比べてページが少なすぎて、ディテールが伝わってきづらい。 「複数の方面の才能が、頑張って難しい問題に立ち向かった」 「競争によってモチベーションを保ってすごくたくさん働いた」はわかるん...
テンセントの社史みたいな本。 いい本だしぜひ読んだほうがいいけど、600ページあるのに、出来事に比べてページが少なすぎて、ディテールが伝わってきづらい。 「複数の方面の才能が、頑張って難しい問題に立ち向かった」 「競争によってモチベーションを保ってすごくたくさん働いた」はわかるんだけど、個別のサービス(ゲーム事業, QQ, WeChatとか)にフォーカスしてよりディテールを書いた本も出てほしい
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2020年の地点でゲーム売り上げ世界一の中国企業テンセントの創業から2016年くらいまでの歴史を綴った一冊。600ページ存分に使って創業者でCEOである馬化騰と創業メンバーの姿を描いたノンフィクション。創業当時のカオス状況からライバル会社との争い、著作権絡みの裁判まで余すことなく...
2020年の地点でゲーム売り上げ世界一の中国企業テンセントの創業から2016年くらいまでの歴史を綴った一冊。600ページ存分に使って創業者でCEOである馬化騰と創業メンバーの姿を描いたノンフィクション。創業当時のカオス状況からライバル会社との争い、著作権絡みの裁判まで余すことなく語られる。テンセントはBAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)の中でもかなり慎重な企業として有名だが、攻める時には会社の命運をかけ突撃する姿には感動を覚えた。過去の常識が通じなくなった現代ビジネスで使えるヒントが詰まっている作品。
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中国のITで起こっている事は全て「模倣」か?ただ考えてみればマイクロソフトだってグーグルだって模倣をしている。このテンセントという企業がどの様に中国内で外の世界とのパラレル・ワールドを作っているかというのは、これからのプラットフォーム戦略を考える上でとても参考になる内容だった。
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中国三大IT企業の「BAT」とはよく聞くが、バイドゥは検索、アリババはECで有名。しかしテンセントはというとよく知らなかった。 そのテンセントの初期のつぶれる寸前でのエンジェル投資家の登場シーンは、実にドラマチック。この地を這う様な創成期の展開にはワクワクする思いを抱いた。単身か...
中国三大IT企業の「BAT」とはよく聞くが、バイドゥは検索、アリババはECで有名。しかしテンセントはというとよく知らなかった。 そのテンセントの初期のつぶれる寸前でのエンジェル投資家の登場シーンは、実にドラマチック。この地を這う様な創成期の展開にはワクワクする思いを抱いた。単身から巨大企業への一直線の成功物語でないところはまるでエンタメ小説のようだ。日本ならプロジェクトXで登場してきそうと思った。 泡が浮かぶ様に次々と産まれるスタートアップ企業の死闘は、まるで時代を変えた「三国志」。さすが毛沢東思想の国である。企業間闘争の規模が大きいだけてなく「戦略性」が際立っている。 また、本書でネット事業のアメリカと中国のビジネスモデルの違いを詳細に知ると、正に「国民性・文化の違い」を実感する。地域性があるということは、ITのビジネスはそれぞれの国でしか育たないということなのだろうか。 小生はITの門外漢だが、それでも中国の「IT戦国時代」がわかった様な思いを持たせてくれる本書は実に興味深い。翻訳も相当こなれていると思われる。 しかしこのIT戦国時代を、中国の支配政党である共産党はどの様に対処してきたのだろうか。恐らく意図的なのだろうが、本書にはその記載が一切無い点にはちよっと不満を抱いた。
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テックに限らず、10年前まで中国企業をパクリ企業と誤解していた。メイソウとか。 全て、ユーザーのために死に物狂いで動き続けた結果と知り、震えた。 中国の本なので、読感のリズムは独特。単に、自分が池井戸潤のリズムに慣れただけなのかもしらんけど。
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