時空旅行者の砂時計 の商品レビュー
難しかった。普通の推理小説でも難しいのに、タイムトラベル、AI?も加わって頭がごちゃごちゃしてました。読者に挑戦があるんですが、考えることは止めて、そのまま読みました。タイムトラベル物は好きなんですが、トラベラーが複数いたり、推理したりで疲れました。もう一度伏線を確認しながら、最...
難しかった。普通の推理小説でも難しいのに、タイムトラベル、AI?も加わって頭がごちゃごちゃしてました。読者に挑戦があるんですが、考えることは止めて、そのまま読みました。タイムトラベル物は好きなんですが、トラベラーが複数いたり、推理したりで疲れました。もう一度伏線を確認しながら、最初から読んでみたいです。
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妻が原因不明の病で倒れ、主人公である加茂は謎の案内人「マイスター・ホラ」から妻を助ける唯一の方法を教えられる。 それは、妻の先祖である竜泉家の人々が殺害され、土砂崩れで一族のほとんどが亡くなったという事件の真相を解明し、「竜泉家の呪い」を解くことだった。 妻を助けるべく、加茂は事...
妻が原因不明の病で倒れ、主人公である加茂は謎の案内人「マイスター・ホラ」から妻を助ける唯一の方法を教えられる。 それは、妻の先祖である竜泉家の人々が殺害され、土砂崩れで一族のほとんどが亡くなったという事件の真相を解明し、「竜泉家の呪い」を解くことだった。 妻を助けるべく、加茂は事件が起きた1960年へタイムトラベルをすることとなる。 タイムトラベルとミステリーが合わさった作品で、展開が気になりどんどん読み進めることができた。 中盤以降で、予想していた以上に壮大な物語であることが分かって驚きがあり、飽きさせない展開だった。 「竜泉家の呪い」が単なるオカルト的なものでなく、物語上の説明がなされていたのも良かった。 ミステリー部分は少し複雑に感じ、入り込みにくさがあった。また事件に関わる人々の心情をもう少し知りたいなと思った。 シリーズ作品のようなので、続きも読んでみたい。
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タイムトラベルで本格ミステリー。特殊な設定だったが最後まで面白く読めた。 自分でも推理して楽しむお話なのかもしれないけど、苦手なので淡々と読み進めていく。純粋に驚きたいしね! でもよく分からんけどお前が犯人じゃないの?って思ってた人が犯人だったなぁ。 最後は悲しい終わり方にな...
タイムトラベルで本格ミステリー。特殊な設定だったが最後まで面白く読めた。 自分でも推理して楽しむお話なのかもしれないけど、苦手なので淡々と読み進めていく。純粋に驚きたいしね! でもよく分からんけどお前が犯人じゃないの?って思ってた人が犯人だったなぁ。 最後は悲しい終わり方になるのか…って寂しい気持ちだったけど救われて良かったよ!
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非現実なトリックもあるんだなと思いました。関係性を確認するのが大変でしたが、展開が気になり、一気に読んでしまいました。
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かなりおもしろかった! マイスター・ホラは元ネタがあるのかな?それがわからなくて途中の『モモ』とかが?となったけど全体的には読みやすかった。 戦後なのにみんなタイムトラベルの理解が早い笑 あと殺人者も砂時計保持者でタイムトラベルしてるってなってからは「それならなんでもありじゃん…」とミステリとしてアンフェアかなと思ったけど、タイムトラベルにおけるルールが上手く使われてた。 確かにタイムトラベルって行っても時間だけじゃなくその場所に家具や樹木があったりとか、標高ともあるもんなー。 竜の一族シリーズとして続くようなので次回作からも楽しみ。
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タイムトラベルというSF要素を巧みに使い、本格ミステリとなっていてとても面白かった。間違った推理へのミスリードも上手く、その推理を読んで普通に納得してしまった。登場人物の人間関係が少々複雑だったが、ミステリ部分は大満足。設定だけが先行した作品ではなく、タイムトラベルしたからこその...
タイムトラベルというSF要素を巧みに使い、本格ミステリとなっていてとても面白かった。間違った推理へのミスリードも上手く、その推理を読んで普通に納得してしまった。登場人物の人間関係が少々複雑だったが、ミステリ部分は大満足。設定だけが先行した作品ではなく、タイムトラベルしたからこその情報や気づきなど、この設定だからこそできるトリックだったのでとても良かった。
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事件そのものよりもアイディアの勝利だ。クライマックス、怒涛の展開に目が離せなかった。時空を超えて遭遇する殺人事件、その真相とは。 殺人事件そのもののトリックは凡庸ではあるものの、鮎川哲也賞受賞作らしく捻りが効いていて良かった。
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病で瀕死の床にある妻を救うため、彼女に掛けられている『竜泉家の呪い』の原点である『死野の惨劇』の舞台である1960年にタイムスリップした主人公。謎の声、マイスター・ホラに導かれながら主人公は『死野の惨劇』を止め惨劇を引き起こした犯人を突き止めることが出来るのか。 クローズドサー...
病で瀕死の床にある妻を救うため、彼女に掛けられている『竜泉家の呪い』の原点である『死野の惨劇』の舞台である1960年にタイムスリップした主人公。謎の声、マイスター・ホラに導かれながら主人公は『死野の惨劇』を止め惨劇を引き起こした犯人を突き止めることが出来るのか。 クローズドサークルものにタイムトラベルを組み合わせたSFミステリー。タイムトラベルという離れ業を使えるなら何でもありでは…とはもちろん行かず、タイムスリップには様々な制約がある。またタイムトラベルが引き起こすタイムパラドックスも絡んで、主人公が元いた2018年に伝わっていた『死野の惨劇』と作中進行する『死野の惨劇』とでは様相が変わるのもSF設定ならではの肝。 現代のミステリー作家さん方は大変だなと思う。クローズドサークルものというだけではこれまでの数々の作品で設定もトリックも出尽くしていて読者にも満足してもらえない。 だが読者も大変。こんな大変な設定に付いて行かないといけない。 私の読解力ではなかなかついて行けない部分もあったものの、何とか食らいつきながら読み進めるとその先にはなかなか面白い真相があった。とはいえ、犯人は当初から思っていた通りの人だった(ドヤ)。 タイムパラドックスの影響はどうなのか、という疑問はさておき、物語としてはなかなか面白かったし、遺体切断の謎としても面白かった。 竜泉家一族のシリーズとして続編があるらしいので、ご興味ある方はどうぞ。 私はもうお腹いっぱいになった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
主人公は妻の呪いを解くために、突然目の前に現れた奇跡の砂時計ことマイスターホラに従って現在から昭和35年へタイムトラベルする。そして、竜泉一族に降りかかった「死野の惨劇」を解明し防ぐために頑張るのだが、今一つタイムトラベルのお約束がスッキリしなかった。
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これまで読んでいたミステリとは毛色の異なる作品だった。 それもそのはず、ミステリのみならず、タイムトラベルの要素がミックスされた作品だからだ。 タイムトラベルの要素が加わったことで、がぜん一筋縄ではいかなくなり、そこに惹き付けられる読者も多かったのではないだろうか。 今後、このシ...
これまで読んでいたミステリとは毛色の異なる作品だった。 それもそのはず、ミステリのみならず、タイムトラベルの要素がミックスされた作品だからだ。 タイムトラベルの要素が加わったことで、がぜん一筋縄ではいかなくなり、そこに惹き付けられる読者も多かったのではないだろうか。 今後、このシリーズの作品を読み進めていこうと思う。
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