無愧 の商品レビュー

小杉健治(著者)

2020/08/10

第十弾
急遽牢屋医師を務めることに
牢内のしきたりに悩みながら無実を訴える者と己が捕まえた極悪非道な者への手出しを、そして解決？

2020/06/10

この本を登録したいと、思って、題名の「無愧」（むき）を入力しようとしたら、「愧」の字が変換で、出てこない。

よく考えて、「はじる」を入れてみたのだが・・・・
恥じる事が、無い・・・という意味なのか？

松江藩のおかかえの医師をお家騒動で、解雇されて、またもや、町医者になった新吾・・・
そして、6カ月余りの牢屋医師への務めを依頼されて、牢屋に赴くのだが・・・

正義感あふれる新吾には、拷問で、死去した咎人を病死扱いにするのに、不審をおぼえる。
同僚、そして、医師の経験も浅いものが、何も考えも無く、病死扱いで、袖の下をもらう事に、違和感を感じる。

獄門台に乗ることになる罪人でさえ、病気を治して、真面目な人間になる事を望む新吾。
そして、はめられて罪をかぶせられ、拷問にかけられた者へ、その証拠を掴む為に、新吾は、奔走する。

独り身であれば、それは、出来るであろうが、お抱え医師をやめた事でさえ、世間の風は冷たい。
そして牢屋医師になれば、賄賂を貰っている事など、世間では、当たり前に知っている事である。

妻も義理の父もいるのに、自分の家の財政が、火の車であることも知らずにいる、新吾も呑気者である。
大悪人をまっとうな心にしたのには、良いのだけど・・・・
そして、正義感のある新吾は、私は好きであるのだが・・・

今は、ぐっと我慢して、出世をして、このような腐敗したような、牢屋医師などの改革出来る人物になって、良き世の中になるように　精を出してもらいたい。

家庭の者を泣かすようでは、一人前の男とでは、無いと思う。

これから、新吾は、どうするのだろうか？

2019/12/03

青いぞ！宇津木新吾。
今回は、牢屋医師となった新吾が、牢屋のしきたりに際してどうしても納得できない。
そして、偶然通りがかった犯人の捕縛の折、「人食い紀三郎」の捕縛に助けることに。
その紀三郎は重病だった。
病を治して、真人間に、、、とのぞむ新吾。
また、罠にはめられ押し込みの犯人にさせられた佐吉。
初めは無実を訴えつつも、耐えがたい責め苦に、嘘の供述をしてしまう。
新吾は、佐吉の無実を証明しようと。。。
紀三郎の手術が行われ流。紀三郎は、佐吉は人殺しをやっていないと断言。

青い青いシンゴが走り回る！！