悪魔を憐れむ の商品レビュー
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匠千晶シリーズ第七作。 タカチたちが安槻大学を卒業した後のお話。 ウサコと旦那さんが出会ったお話が会って良かった。 どこかで事件がらみで出会ったと書いてあったので。 といってもロマンティックな要素はない。 この「無間呪縛」が一番面白かったかな。 遺体が切断されるバラバラ事件は「解体諸因」でもあったが、 その衝撃的な内容にもかかわらず、 まるでゲームのように推理している様は、 相変わらずシュール。 タックとタカチが遠距離恋愛になりながら、 続いているのは良かった。 とりあえず、これがシリーズの最新刊だが、 ぜひ続篇が出てほしい。 あとがきにもあったように、 誰かボアン先輩にウサコが結婚したことを教えてあげてほしい。
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―― 酩酊探偵シリーズもここまできました。 なんだか人生見てる感じがしてきて感慨深いですよ僕は… それぞれの形、というのを持っていると、シリーズでも何でも飽きずにしっかり読めるものです。 同じような、って飽きる場合もあるんだろうけど。 中心にテーマを置いて、その周辺をぐるぐると、回っているのがひとってもので。 それを書き切るってことはきっとないんだろうな。 特筆すべきはやはり表題作の「悪魔を憐れむ」。 これまで一貫しているメインテーマが、そのまま殺人者となったかのような犯人像にぞっとする。 或いは探偵と殺人者との差は、それを暴く側と行う側、というだけの差でしかないという議論にも似た、怖さ。 ひとりではないということが温かいと思うのは、こういうとき。 ☆3.6くらいでどうでしょう。
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久しぶりの新刊。 シリーズの中でも時系列は前後してきたが、 読者にとって「時間が流れたなぁ」と感じる新刊。 短編集だが、どれも小粒な印象。表題作を除いては。 「まぁそういう風にも考えれるよね」的な、 理屈をこねくり回して1つの仮説に辿り着くのはいつもの手法。 表題作を除いては。...
久しぶりの新刊。 シリーズの中でも時系列は前後してきたが、 読者にとって「時間が流れたなぁ」と感じる新刊。 短編集だが、どれも小粒な印象。表題作を除いては。 「まぁそういう風にも考えれるよね」的な、 理屈をこねくり回して1つの仮説に辿り着くのはいつもの手法。 表題作を除いては。 その表題作。 人はそこまで単純ではないにせよ、 人のもろい部分を刺激する悪意は何とも気持ち悪いものである。 不快感の伴うお話だが、着地点が読めず最後まで楽しめた。 本書の中では一番面白かった。 表題作なら☆4。
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久しぶりのタック&タカチ、なつかし〜 おぉ、まさかこんな事になってるとは。 今回は短編集。 それぞれの時が流れたって感じの近況でした。
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文庫化。 単行本が出た当時、何年ぶりかのシリーズ新刊ということで話題になっていたような記憶がある。そういえば暫く出ていなかったなぁ……。 懐かしいような、新鮮なような感覚だった。登場人物の時間もそれなりに流れているので、この先、色々な意味で目が離せない。
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