敗者烈伝 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
思いつきで動き回って自滅した小才子 この評が我が意を得たりで満足です(´▽`) バランスを欠いている人は敗者になるのか? 個人的には藤原仲麻呂あたりも欲しかった 戦いに敗れた25人 (大久保利光は暴漢に暗殺) 戦には負けたけど政府に雇われた 榎本武揚や大鳥圭介も場違い
Posted by
「歴史は勝者が作る」という言葉があるが、本来その「勝者」になる素質があったにも関わらず「敗者」になってしまった人物の原因について書かれており、とても読み応えがあった。
Posted by
内容が面白いので一々感心しながら読み進めたが、同時に“日本史”のキーパーソンと言って差し支えないかもしれない人物達の話題を読み易い形で紹介してくれる、非常に価値在る一冊になっている。或いは、「“時代モノ”の作家として作品化してみたい人達を列記」という面も在るかもしれない。作者の作...
内容が面白いので一々感心しながら読み進めたが、同時に“日本史”のキーパーソンと言って差し支えないかもしれない人物達の話題を読み易い形で紹介してくれる、非常に価値在る一冊になっている。或いは、「“時代モノ”の作家として作品化してみたい人達を列記」という面も在るかもしれない。作者の作品に関しては意外に好きで、色々と読んでいるので益々そう思った側面も在るが… 「勝敗」というようなモノは、「一定のルール」の下に争われる、例えば野球、サッカー、バスケットボールというようなモノの試合でもない限りは、些か抽象的で、同時に相対的ということになってしまうかもしれない。そういう意味で、本書で取上げられる人物達の中には「或る意味で勝者」という人達も多く挙がっているような気もする。が、それでもそういう「或る意味で勝者」という人達も含めて本書では「敗者」と位置付け、「“敗因”というようなモノ?」を考えようとしているのである。それが酷く面白く、なかなかに読ませるのだ。 「歴史を学ぶ」とでも言えば、何やら人名、地名、事件名、年号というような「無駄!!」な何かを「無理に覚える」というように、勝手に貶められているような気がする。「歴史を学ぶ」というのは、過去の人達が紡いだ物語の中から、自身の人生や社会の在り方、自身を含む社会の未来を考える材料を探り出すということなのではないであろうか?この『敗者烈伝』は、そういう「歴史を学ぶ」ということに意義に即した内容であると思う。 小才子であるだけでは足りない?大人(たいじん)であるだけでも足りない?真直ぐ過ぎるのも足りない?ブレ過ぎるのも足りない?色々と「“敗因”というようなモノ?」は上がるであろう…或いは、本書に挙がる人達のような、その時代の政権を担うとか、領国等での覇権を賭して争うとか、そういう次元のこと等「無関係!」という人が読者の圧倒的多数かもしれない。が、本書で示される「敗者」の物語は、多くの「普通の人達」にとっても「人生の在り様」とでも呼ぶべき様々なことを示唆してくれると思う。 多くの皆さんに御薦めしたい感の一冊だ。
Posted by
成功者と同じことをすれば、自分も成功者になれるか。答えは、否、だ。 失敗した人と同じようなことをしたら、自分も失敗する。 失敗から学ぶことは多いし、兎角この世は生きにくい。
Posted by
初出 「敗者烈伝」 「月刊ジェイ・ノベル」2013年9月号~2015年8月号、2016年5月号 改訂版「産経新聞」2014年4月3日朝刊~2016年2月4日朝刊 コラム「勝者烈伝」 「産経新聞」2016年2月25日朝刊~3月31日朝刊
Posted by
賢者は理屈で動き、愚者は感情で動く。何事も自責で考える。敗者の生き方には、身の処し方の指針が詰まっている。繰り返し参照したい。
Posted by
- 1