組織論からみた病院経営 の商品レビュー
前岐阜大学医学部附属病院 小倉先生の著書。 岐阜県の医療従事者として、小倉先生が病院長になられてからの岐阜大学は開かれたような印象を持っていました。 大学病院でさまざまな改革に着手してみえたのが、この著書を通して理解できました。
Posted by
岐阜大学病院長、救命センター長が国立大学の経営をv字回復させた中身が書かれている。30分ほどで読めるが、MBAにおけるヒトモノカネの3要素が現場に属して簡潔に書かれている。リーダーシップ論、経営戦略、組織論、ファイナンス、アカウンティングの基礎的なことが初心者にもわかりやすく書か...
岐阜大学病院長、救命センター長が国立大学の経営をv字回復させた中身が書かれている。30分ほどで読めるが、MBAにおけるヒトモノカネの3要素が現場に属して簡潔に書かれている。リーダーシップ論、経営戦略、組織論、ファイナンス、アカウンティングの基礎的なことが初心者にもわかりやすく書かれており、経営学をしっかり学んだ人がすぐそばにいたことが分かる。 良い企業では当たり前のことも病院では全く実践されない。経費垂れ流し、利益に対する無頓着、理念無し、人事評価無し、納得無し。こうしてスタッフは疲弊して辞めていくが、岐阜大学の例を見ると、働いてみたくなるし、救急医学会総会を主催した現場の人たちものびのびとやっていた。 医療関係者は本当に医療だけやっておけばいいと言う意識の人が多いが、最低でものこの様な意識を上の人たちには持ってほしい。 もちろん私の病院のトップはこの様な視点はないので多くのやめて欲しくないスタッフが毎年辞めています。自分がトップじゃないとどうにもならない部分は致し方ないですが、トップに近い人ほど読み、実践していただきたいです。
Posted by
- 1