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マイク の商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2023/11/25

主人公にしか見えないマイクは、なぜ? 何のために現れるのか? 「マイクのことは本当だ。完全に、100%真実だ。そう言えるのは、僕がこの目で彼を見、彼の声を聞いたからだし、……。かれが現れたら、その言葉に注意して耳を傾けたほうがいいということも、僕はずいぶんな目に逢いながら学んだ...

主人公にしか見えないマイクは、なぜ? 何のために現れるのか? 「マイクのことは本当だ。完全に、100%真実だ。そう言えるのは、僕がこの目で彼を見、彼の声を聞いたからだし、……。かれが現れたら、その言葉に注意して耳を傾けたほうがいいということも、僕はずいぶんな目に逢いながら学んだ」 作者の後書きより。 大円団な最後が心地良い。 私も自分のマイクに会ってみたい。 #中高生

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2021/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

己の声に従えというメッセージと自分の幸せは自分が決めて良いということが伝わるお話でした。 進路に悩む人、あなたのためを思ってを言ってしまう人に呼んでほしい作品です。 私の中にもマイクがいると思いました。人生の転換点で違うことなく正しい道を指してくれたと思います、今のところは。私が期待するような宝物ではなかったし、初めに自分が望んでいるつもりだっだのとは少し違うかもしれませんが、私のマイクが示した道は自分がずっと望み続けてきたものに近いと今は思っています。それもまだ途中のような気もしますが。 おおたとしまささんのあとがきで、この物語で重要な役割を果たしたのは誰?という問いがありました。私が今最も必要としているのはバーリントンみたいです。ライバルであり、自分が選ばなかった道を進む相手。親友。お互いの姿を見て頑張るぞと思える相手。

Posted byブクログ

2020/06/11

何気なく手に取ったのに、思いがけずサイコセラピー小説のようでびっくり。(スピリチュアルに近い気もするけど。) 主人公の名がフロイドなのも示唆的だけど、どちらかというとユングのシャドウのようでもあり。いろいろうまく行きすぎなのは否めないけど、主人公がぐだぐだ悩んだり、無用に秘密を...

何気なく手に取ったのに、思いがけずサイコセラピー小説のようでびっくり。(スピリチュアルに近い気もするけど。) 主人公の名がフロイドなのも示唆的だけど、どちらかというとユングのシャドウのようでもあり。いろいろうまく行きすぎなのは否めないけど、主人公がぐだぐだ悩んだり、無用に秘密を隠したりしないで、主治医にも両親にも話すべきときはしっかり話して話がどんどん進んでいくので気持ちよく読めた。 マイクが出始めたとき、最初に統合を果たす場面がよかったな。(そのあとまた出現するけど) 無意識にこういう本を選んでしまうあたり、わたしにもマイクが出現しているのかも(笑)

Posted byブクログ

2020/05/06

テニスのトーナメント中、コートに入ってきたマイクのために試合を中断しなくてはならなかった15歳のスター選手フロイド。だか駆け寄ってきた父親には、マイクの姿は見えなかった。精神科医のピンナー先生は、フロイドがマイクと「話す」ことで、この問題を解決しようと試みる。目標とする大きな大会...

テニスのトーナメント中、コートに入ってきたマイクのために試合を中断しなくてはならなかった15歳のスター選手フロイド。だか駆け寄ってきた父親には、マイクの姿は見えなかった。精神科医のピンナー先生は、フロイドがマイクと「話す」ことで、この問題を解決しようと試みる。目標とする大きな大会が近づき焦るフロイドは、マイクが自分の一部分の投影で、彼が考えることさえ恐れている感情を代弁するために現れたと気づいていく。彼が恐れている考えとは、「彼(=自分)はあんまりテニスに興味がなかった」ことだった。 テニスプレイヤーにとって心身ともに理想的な環境を用意する両親の元、なんの疑問も不満も抱かずにスタープレイヤーの道を駆け上ってきた少年が、真の気持ちに気づき、葛藤し、選択していく様子を描く物語。 *******ここからはネタバレ******* これは珍しい、少年向けのスピリチュアル作品のように思えます。 「アルケミスト」や「サラとソロモン」を思い起こしますが、これは、焦点が潜在意識よりもガイドなのでしょうか? マイクは初め、フロイドの投影として描かれていましたが、彼が勇気を持ってテニスを止めた後にも現れ、彼を導き続けているのなら、これはもう、ガイド役として考えるべきなのでしょう。 マイクと出会い、彼の指示通りに生きるフロイドには、驚く成功体験が待っています。 「これは真実の物語だ」と冒頭にはあるが、あとがきでは、物語自体はフィクションだが、マイクの存在は真実だと書かれている。要は、マイクという存在があって、作者にはその存在とコミュニケーションが取れて、そのメッセージに従うと人生が豊かになるということなのでしょう。 作者も解説者も、自分のマイクに会ったことがあると言いますが、マイクの存在は否定しないものの、明確に意思疎通したことのない私には、どのくらい本当のことなのか判断ができません。 ガイドを知っている人に聞いてみたいところです。 両親の大きな期待の中、「自分の気持ち」以外に、それに従わない理由が見いだせないとき、それでもNOと言うためには大変な勇気を必要とします。それでも、自らの気持ちに気づいた以上、それに嘘をついて生きるほうが辛くなってくるフロイドの気持ちがひしひしと伝わります。 良い親であればあるほど、子どもも期待に応えようとして、親も気持ちが良いですが、きちんと自分の気持ちにも向かい合わせてあげないと、進路変更する自由な気持ちも持たせてあげないといけないなと、親としても考えさせられました。 文章は平易ですが、内容理解を考えると高学年以上向きです。

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2020/01/07

とりあえず児童書であることを横に置いといて…カモメのジョナサンとかチーズはどこに消えた?とか十二番目の天使とか、この手のいわゆる「神の啓示」ものはちょっと肌に合わないのかもしれないな

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2019/11/30

テニス選手として将来を期待されているフロイド。ある日突然黒いコートを着たマイクと出会う。しかし、どうやらマイクはフロイド以外には見えないらしい。それを知ったコーチでもある父親は心配して精神科医のピンナー医師と面会させる。ピンナー医師はマイクはフロイドの味方だという。 両親からテ...

テニス選手として将来を期待されているフロイド。ある日突然黒いコートを着たマイクと出会う。しかし、どうやらマイクはフロイド以外には見えないらしい。それを知ったコーチでもある父親は心配して精神科医のピンナー医師と面会させる。ピンナー医師はマイクはフロイドの味方だという。 両親からテニスのエリート教育を受け、若手のホープとして活躍することに疑問を持っていなかったフロイド。実は、心の奥底で別の人生を望んでいた。それに気づかせるために現れたマイクはフロイド自身なのだ。人間に精神に本当にそんな現象が起こるのかはわからないが、自分が将来を何をやりたいのかを真剣に考える時期の若い人の物語としておもしろかった。少し、すべてがうまく行き過ぎな気もするが。 フロイドの周囲の大人たちが皆良い人だし、テニスのライバルのバーリントンもいい奴だ。重い話にしなかったのが良いのかどうか。

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2019/11/27

幼児書とはなっているけど、大人でも十分お勧めの内容だと思う。自分の分身って誰にでも持っていて、その時の状況で現れてきて、脳を支配する。でもそれは、スピリチュアルぽくもあり、必然でもあり、自分自身でもあり、本当に人間って面白い生き物と感じてしまう。それに気づかされてくれる本。うん、...

幼児書とはなっているけど、大人でも十分お勧めの内容だと思う。自分の分身って誰にでも持っていて、その時の状況で現れてきて、脳を支配する。でもそれは、スピリチュアルぽくもあり、必然でもあり、自分自身でもあり、本当に人間って面白い生き物と感じてしまう。それに気づかされてくれる本。うん、今年一番かも!!

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