1,800円以上の注文で送料無料

会社を潰すな! の商品レビュー

3.9

13件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/01/06

倒産寸前の赤字書店が舞台。社長であった旦那が亡くなり知識ないままに社長就任しなければならなかった女性社長。 銀行から出向を命じられた鏑木が、専務としてその社長の下に着き、6店舗の本屋を立て直す企業再生ストーリー。 小説とはいえ、会社経営にとって何が大切なのかがかなりの量で散りば...

倒産寸前の赤字書店が舞台。社長であった旦那が亡くなり知識ないままに社長就任しなければならなかった女性社長。 銀行から出向を命じられた鏑木が、専務としてその社長の下に着き、6店舗の本屋を立て直す企業再生ストーリー。 小説とはいえ、会社経営にとって何が大切なのかがかなりの量で散りばめられたビジネス書でもある。 経営は人が行うもので、一緒に運営する人の心を掴んで協力しないと、上手くはいかない。着任当時、社会人の基礎知識なる冊子を渡して嫌がられる鏑木だが、理論なくしての実践は無意味と言っているように、ある程度の知識を基盤として構築する事が何事にも大事だと再確認できる。 ビジネス書としての機能もあるが、社会人として知るべき記載も多かった。 仕事が上手くいっていない時、この著書に何度も出てくる『愚かさとは同じことを繰り返しながら、違う結果を求めることである。』というアインシュタインの引用が響きそうだ。違うことを実践しないと、新たなことは求められないのはどの社会でも同じだなぁ。

Posted byブクログ

2020/01/02

▼とある本屋の再生ストーリー ■豊富な経営知識により、従業員のキーパーソンを動かすことで成功に導く(例)AIDMA、4P等の具体化 ■会計学を車の運転に例えたり、お客様は神様ですの捉え方など、面白く読みやすい ◉色々転用可能な本

Posted byブクログ

2019/10/23

企業再生を主題とした経済小説はものすごく好きなジャンル。また業種が書店チェーンと言うことで、私自身も関わった事のある業界であり、多少なりとも背景や考え方がわかるので本当に深く入り込んで一気に読んでしまいました。 出版取次を経験された著者が、フィクションとは言えここまで現実感のある...

企業再生を主題とした経済小説はものすごく好きなジャンル。また業種が書店チェーンと言うことで、私自身も関わった事のある業界であり、多少なりとも背景や考え方がわかるので本当に深く入り込んで一気に読んでしまいました。 出版取次を経験された著者が、フィクションとは言えここまで現実感のあるストーリーに仕上げられたのは、出版業界、いや本屋の未来に強い想いをお持ちだからだろうと感服しました。(上から目線になって恐縮ですが) デジタル化が当たり前のように語られ、リアルの存在価値を問われるシーンが増えておりますが、その業態に関わられている方もたくさんいらっしゃいますし、消費者も毎日リアルな店舗を利用される。それを無機質な形で済ませるのもありですが、楽しみに変えていけばもっと世の中元気になる。 人とのふれあいが苦手な人ももちろんいらっしゃるとは思いますが、触れ合わなくとも店に行って新たな発見が出来ると楽しくもなるし、また来ようと思うだろう。 お客様に寄り添うこころが大事だし、そんなことを一人でじゃなく仲間と出来るというのはなんと幸せなことだろう。 世の中の変化がものすごく早く、人工が減るという前例のない時代に突入する中で、都心に人が集中していますが、地方にもまだまだたくさんの愛を持たれた方がいて、より良い世の中にしたいと思ってらっしゃる。そんな方々と手を取り合う仕掛けが出来るともっと良くなるのでは? ものすごく元気をいただきました。

Posted byブクログ