死亡フラグが立ちました! 超絶リアルゲーム実況殺人事件 の商品レビュー
シリーズ第4弾。 美少女プロゲーマーのリンが目を覚ますと、そこは有名なオンラインゲームの世界が完全に再現された空間だった。 リンは“チェイサー”と呼ばれる殺人鬼からの攻撃をかわしながら、脱出を試みるが・・・。 6年ぶりの死亡フラグシリーズと期待したものの、謎解きも何もないバトル...
シリーズ第4弾。 美少女プロゲーマーのリンが目を覚ますと、そこは有名なオンラインゲームの世界が完全に再現された空間だった。 リンは“チェイサー”と呼ばれる殺人鬼からの攻撃をかわしながら、脱出を試みるが・・・。 6年ぶりの死亡フラグシリーズと期待したものの、謎解きも何もないバトルロイヤルものだった。
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「死亡フラグが立ちました! 超絶リアルゲーム実況殺人事件」 第4弾。 死亡フラグシリーズ。久々な続編な気がする。すっかり本宮さんも陣内も忘れていたが、読み出せばすぐ思い出す。この癖のあるキャラクター。そうだ、そうだ、本宮さんはこんな万能キャラだけど、よく分からん奴だった。陣内...
「死亡フラグが立ちました! 超絶リアルゲーム実況殺人事件」 第4弾。 死亡フラグシリーズ。久々な続編な気がする。すっかり本宮さんも陣内も忘れていたが、読み出せばすぐ思い出す。この癖のあるキャラクター。そうだ、そうだ、本宮さんはこんな万能キャラだけど、よく分からん奴だった。陣内は、特徴は特になし、な不運キャラだった。 このシリーズは、万能選手だが、顔やスタイルが良い訳ではない天才ヒーローで、悪を引き寄せてしまう男である本宮さんと、その引き寄せに巻き込まれる貧乏ライター陣内が、はちゃめちゃ事件に巻き込まれるものだ。死亡フラグが、ネタ的に盛り込まれているが、ミステリー小説のような使い方ではない点も、ご愛嬌なライトエンタメ作品である。 さて、今回はタイトルの通りリアルゲームに2人が巻き込まれる。と言っても、前作までは陣内もがっつり巻き込まれていた気がするが、今回は解説ポジション。 代わりに、リン・ビンビンが主役キャラで登場する。こんな名前の中国人女優がいる気がするが、リンは香港を代表する美少女プロゲーマーだ。リンの他に、元軍人のサム、陸上選手のトーマス、そして、本宮さんが、何者かの手によって、デスゲーム・オブ・ザ・デッドに放り込まれる。 デスゲーム・オブ・ザ・デッドのゲームでは、敵役チェイサーに捕まらぬ様に、プレイヤーはエリアから脱出しなければならないが、彼らが巻き込まれたのはそのリアル版である。ゲームとの違いは、チェイサーは本物のシリアルキラーで、生き残るプレイヤーは1人ということだ。 このハンガーゲームのようなありがち設定。読み物として面白くさせるにはキャラは大事だと思うのだが、どうだろう。本宮さん負担が大なのだ。正直、リンがいけてない。プロゲーマーが勝負師で血が騒ぐのは良いが、ずる賢さや冷徹さ、飲み込みが悪いのか、言ってることがちらほら変わる。良さは、本宮さんが惚れるほどの可愛らしさだけだろう。次のゲームに臨むリンを見るに、勝負師よりはシリアルキラーに近いのではないか。 また、ありがち設定に見せかけて、起承転結のどこかにバナナの皮的なひっくり返りがあると思ったが、そのまま終了。黒幕には、本宮さんの天敵である悪の組織が絡んでいるようだが、実際登場する訳でも無い。これだと、わざわざ死亡フラグシリーズでやる意味があまりないように感じた。良さが無くなってるなと。 キャラとストーリー設定を鑑みるに、作品の面白さとしては、シリーズの中では第4位かなと。このシリーズを読むならば、本作から入るのはおススメ出来ないところだ。
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