狂気の科学者たち の商品レビュー
・おもしろ実験がたくさん紹介されてる本。 ・一つひとつの実験についての記述がさらっとしてるので、よく言えばたくさん紹介されてて、悪く言えば掘り下げがちょっとものたりない。 ・世の中にはぶっ飛んだ発想をする人がいるもんだなあ。
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出てくる実験は、みんなイカレたものばかり。アホな(と思われても仕方ないような)疑問を抱き、それを解決しようと無茶苦茶な実験を組んだ科学者さん達も、その実験に参加した(させられた)被験者の皆さんもお疲れ様。科学の発展は先人達の累々たる屍の上に築かれることが良く判った。
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様々な学者たちが、化学発展の裏に試みた多数の実験を紹介した本。 死体の蘇生を試みたり、赤ちゃんに特定のものに対する恐怖心を植え付けようとしたり、人の悪性を引き出そうとしたり、人の心がないのかと思うような実験もあれば、「どうして自分で自分をくすぐってもくすぐったくないか」を解明す...
様々な学者たちが、化学発展の裏に試みた多数の実験を紹介した本。 死体の蘇生を試みたり、赤ちゃんに特定のものに対する恐怖心を植え付けようとしたり、人の悪性を引き出そうとしたり、人の心がないのかと思うような実験もあれば、「どうして自分で自分をくすぐってもくすぐったくないか」を解明するためのくすぐり実験、香りと売り上げの関係、おなら研究のための採集実験なども載っています。 面白かったり興味深いのもあれば、章によっては少しグロテスクだったり汚かったりかわいそうに思う物も。 一つ一つの内容は短くさらさら読めるので、これをとっかかりに興味のある分野の関連書籍を読んだりするのも面白そう。
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衝撃的だけれどもブラックユーモアも感じる面白かったり洒落にならなかったりする科学実験の短い記録たちの本。 一つの実験が短いのでさくさく読めていっぱい入っているのでよかった。 例えばホロコーストに何故人々は荷担したのか? というような重いテーマのものから、ソムリエは色をつけた白ワイ...
衝撃的だけれどもブラックユーモアも感じる面白かったり洒落にならなかったりする科学実験の短い記録たちの本。 一つの実験が短いのでさくさく読めていっぱい入っているのでよかった。 例えばホロコーストに何故人々は荷担したのか? というような重いテーマのものから、ソムリエは色をつけた白ワインを見抜けるのか? とかちょっとクスッと笑ってしまう実験まで色々。(因みに白ワインを見抜けたかどうかは本文でどうぞ。他にも類似のものとしてコーラ好きはペプシを見抜けるのかどうかとかもある) 魂の重さは何グラムなのか?とかは有名な実験ですね。 科学にとりつかれたものたちのとても真剣で(時になんじゃこりゃ)な実験記録。 面白かった。
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倫理や人権が今ほど確立される前の時代から科学者たちは多くの実験を繰り返してきた。今の視点から見れば恐ろしくグロテスクな実験の数々も、彼らのほとんどは純粋な好奇心や科学の発展・世のためになることを夢見て必死に活動してきたのだろう。 個人的に「魂の重さは21g」という有名な話は(当...
倫理や人権が今ほど確立される前の時代から科学者たちは多くの実験を繰り返してきた。今の視点から見れば恐ろしくグロテスクな実験の数々も、彼らのほとんどは純粋な好奇心や科学の発展・世のためになることを夢見て必死に活動してきたのだろう。 個人的に「魂の重さは21g」という有名な話は(当然だが)まったく根拠がないどころか、再現すらできない超がつくほどの与太話レベルだったのには改めて驚いた。ヒツジで試したらむしろ死後の方が体重は増えたらしい。
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魂の重さは21グラムやスタンフォード大学の監獄実験等の有名な実験からおならの採集からゴキブリリレーのような変わった実験まで色々あって楽しめました。知らず知らずのうちに被験者になっていないか疑り深くなりそうよね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
狂気の科学者たち(新潮文庫) 著作者:アレックス・バーザ タイムライン https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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奇想天外な研究・実験に身を投じた偉大な科学者たちを紹介する一冊。 非常に興味深く、恐ろしく、馬鹿らしい色々な活動が収録されています。 似た内容の本は多いですが、ユーモアたっぷりの筆致で楽しく読了できました。
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タイトルの「狂気」の文字のとおり、アタマオカシイ科学者がたくさん登場 コンプライアンスのコの字もない感じ 科学的に役にたった実験もあるのだろうが、いや誰か止めてやれよと 言ったって聞かないかー
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知りたいという飽くなき知的好奇心に突き動かされた数多の科学者たち。科学発展の裏には奇想天外としか言えないような数々の実験があった。そんな狂気の沙汰としか思えない怪しい実験を集めた本書は馬鹿馬鹿しく笑えるものもあれば、人間の暗部を垣間見るような残酷なものも。しかし共通しているのは皆...
知りたいという飽くなき知的好奇心に突き動かされた数多の科学者たち。科学発展の裏には奇想天外としか言えないような数々の実験があった。そんな狂気の沙汰としか思えない怪しい実験を集めた本書は馬鹿馬鹿しく笑えるものもあれば、人間の暗部を垣間見るような残酷なものも。しかし共通しているのは皆、大真面目に信念をもって真実を追究している点だ。中でも興味深いものは第9章の「ハイド氏の作り方」にある服従の心理や匿名になると人は残酷になる研究、看守役を演じさせると人は凶暴になるか、人間が集団になると無責任になる理由etc.....。看守役と囚人役の実験は映画(「es」)にもなっていて有名。第10章の核戦争を生き延びる動物は何かで明かされる生物がちょっと意外でした。全体的に楽しく読めました。
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