みかん、好き? の商品レビュー
とても読みやすい。心がほっこりする。 もっと細かく書くこともできただろうが、さわやかでちょうどよいのかも。
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友達の柴君が東京から帰れなくなった事が 大きな事件であり、長谷川さんと拓海くんの 関係性が動く場面なのだろうが 割と淡々とすすんでいって盛り上がりきれ 無かった感じ。 それに、冷凍ミカンが邪道だと 踏みつけたりするだろうか、 じいちゃんのみかんづくりを手伝うまで していたのに。...
友達の柴君が東京から帰れなくなった事が 大きな事件であり、長谷川さんと拓海くんの 関係性が動く場面なのだろうが 割と淡々とすすんでいって盛り上がりきれ 無かった感じ。 それに、冷凍ミカンが邪道だと 踏みつけたりするだろうか、 じいちゃんのみかんづくりを手伝うまで していたのに。 ちょっと違う気もする。
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私は大好き! おじいちゃんがみかん農園している男の子と みかんが大好きで東京から島にやってきた女の子のお話。 みかんについて詳しくなるし食べたくなる〜!
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文字数は多くないので、わりとあっさり読める。みかんを題材にした温かい話で、寝る前とかに読むのがおすすめ。
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・みかんを食べながら読もう。 ・ボーイ・ミーツ・ガール。第一声が「みかん、好き?」 ・虫嫌いで農作業には向かない高校生である拓海はみかん大好き女子高生のひなたと出会いなりゆきで祖父のみかん畑の手伝いをすることになった。 ・シンプルで、普通に心地よいお話。新年最初の読書には良い。 ...
・みかんを食べながら読もう。 ・ボーイ・ミーツ・ガール。第一声が「みかん、好き?」 ・虫嫌いで農作業には向かない高校生である拓海はみかん大好き女子高生のひなたと出会いなりゆきで祖父のみかん畑の手伝いをすることになった。 ・シンプルで、普通に心地よいお話。新年最初の読書には良い。 ・みかんを育てることで三人の高校生がそれぞれ少しだけ成長していく。また、絆ができていく。 ・高校生というより、なんとなく中学生という印象の三人。 ・みかん色のスピンがついている本。 ▼西村みかん園についての簡単なメモ 【柴】拓海と同じ高校の総合科生徒。不良っぽいが、祖母思いの気のいいヤツ。とあるできごとでひなたともめる。けっこうみかん愛がある。どうやら亡くなった祖父がみかんをつくっていてよく手伝わされたらしい。ひなたいわく「意外なみかん名人」。彼女をつくるなら甘えさせてくれる系がいいそうで、三つ年上の女性にすると決めているらしい。 【島】舞台は瀬戸内海に浮かぶどこかの島。拓海の父の出身地で帰りたがっていた。過疎化は進んでいるがまだ小中学校は複数あり高校もある。それなりに大きい島のようだ。小豆島あたり? 【拓海】西村拓海。高校生だが中学生程度にひねくれている。虫が苦手、特にクモが苦手。母は介護施設で、父はホテルで働いている。その父の故郷が舞台となっている島で、拓海は仕方なくついてきてはいるがそれほど島が好きではないようだ。祖父は西村みかん園を営んでいる。徘徊していると思われるお婆さんに親切にしてあげることができる優しい性格ではある。 【西村拓海】→拓海 【西村実】拓海の祖父。西村みかん園を営んでいる。 【長谷川ひなた】→ひなた 【ひなた】長谷川ひなた。みかん大好き少女。拓海と同じ高校の特進科の生徒。西村みかん園のみかんに惹かれて東京からわざわざこの学校に進学した。ヘンな方言っぽい言葉を使う。美少女らしい。
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一番印象的だったのは、「拓海は小さくうなずいた。とたん、さっき我慢したはずの涙が落ちそうになる。」で終わったところ。「なった。」ではなく「なる。」。まだ話が続きそうな余韻を感じた。でも普通に「なった。」でもいいような。 全体的な話の内容は、魚住さんらしく、分かりやすい設定と展開...
一番印象的だったのは、「拓海は小さくうなずいた。とたん、さっき我慢したはずの涙が落ちそうになる。」で終わったところ。「なった。」ではなく「なる。」。まだ話が続きそうな余韻を感じた。でも普通に「なった。」でもいいような。 全体的な話の内容は、魚住さんらしく、分かりやすい設定と展開で読みやすかった。図書館ではティーン向けになっていたが、大人でも十分楽しんで読める。私自身が複雑な文章が苦手なだけかもしれないが。私はこの作者が好きだ。 読後感もよい。甘酸っぱいみかんが食べたくなった。
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みかんが好きに! みかん農家も高齢化、縮小させられていることも・・・ 青空産業の未来はないのかな〜 そんな児童書でした。
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みかんは甘いものもあれば、 少し酸味の効いた甘酸っぱいものもある そんなみかんのような甘酸っぱい青春物語
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この頃のあまり読めない中高生でも読めるようにという配慮か、大変読みやすく、わかりやすく、また、学校向きの毒のない本だった。と言うと褒めてないみたいだが、ここまでわかりやすく書いて、それなりに納得できる作品も意外とないのである。 主人公は高校生なのだが、男女の間柄もほのぼのとしたも...
この頃のあまり読めない中高生でも読めるようにという配慮か、大変読みやすく、わかりやすく、また、学校向きの毒のない本だった。と言うと褒めてないみたいだが、ここまでわかりやすく書いて、それなりに納得できる作品も意外とないのである。 主人公は高校生なのだが、男女の間柄もほのぼのとしたもので、小学生に読ませても(読書家でない小学生でも読める量と文章)安心。 方言が生き生きしてるなあと思ったが、魚住さんは広島出身なので、そこは当然か。この頃はあまりガチの方言は(分かりにくいと読まない子どもが多いので)嫌われるため、地方が舞台でも標準語喋る作品が多いが、この本の方言は、あまり強すぎず、読むのに困らないのも安心。主人公(語り手)は、イマドキのやわらかめの方言、東京から来た女の子は自意識過剰になってて不自然な方言、さらにその女の子が東京に戻ると自然な標準語、と使い分けが女の子の心理を表しているのも良い。 貧困や離婚、LGBTや発達障害などを取り上げたYAが近頃は多いが、これはそれもなく、本当に普通だ。いじめや家庭の問題が無いわけではないが、あまり深く突っ込んで描いていないので、生々しさはない。 実はスマホもPCも出てこない。持っていそうだが、具体的には描かれていない。 ここまで来ると、かなり色んなことを意識して、敢えて書かないことにしたとしか思えない。 それをしながら、不自然にならないところはすごいと思う。 そのテクニックに感心した。 スマホも出てこないということは、逆に10年20年経っても古くならないということだから、ある意味意欲的作品とも言える。 凄いな魚住直子。 みかんが重要なモチーフなのでカバーを外すと本体がみかん色。スピンもみかん色。見返しはキレイな黄緑(葉や熟してないみかんのイメージ)と、ブックデザインもいい。堀川直子の表紙絵も、本の内容を過不足なく表していて好感が持てる。
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