天保十四年のキャリーオーバー の商品レビュー
冒頭から、あれ?いつお風呂入ったの?垢だらけだったんじゃ…?から始まり、ぶっつけで7代目が坊主に成りすませるとか、素振りもしていない素浪人が下っ引きを5人斬りとか、だいぶ大雑把だけど…成田屋が格好良いから許す(笑)。 個人的には7代目って、杉本苑子『傾く滝』の親父さんのイメージ...
冒頭から、あれ?いつお風呂入ったの?垢だらけだったんじゃ…?から始まり、ぶっつけで7代目が坊主に成りすませるとか、素振りもしていない素浪人が下っ引きを5人斬りとか、だいぶ大雑把だけど…成田屋が格好良いから許す(笑)。 個人的には7代目って、杉本苑子『傾く滝』の親父さんのイメージしかなかったので、最初はそのギャップに狼狽えたけど。ちなみに全く「歌舞伎」は絡みません、この話。 そうよねー、命は大切だけど一番じゃないよね。2番目だって高河ゆんも言ってたなあ。それにしても、師走晦日に湯島天満宮、千両籤の抽選会での賑わいなんて、一度経験してみたいもんだ。 天保14年って1843年。時代はもう、家慶…って、吉幾三だったわよね(大河ドラマ)。幕末近し。 ちなみにググったら、渋沢栄一は天保11年2月13日〈1840年3月16日〉生まれでした。 勧善懲悪、遠山景元が仕切るんだから結構結構。
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- ネタバレ
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私の好きな アメリカ映画で 『スティング』があります。 頭を この映画が よぎりました。 まだの方は 見てください。 私も もう一度 見たくなりました。 内容的的には この本と 同じです。 こちらの時代は 江戸時代。 いかに いかさまをやるか。 告げる人を いかに 足止めさせるか。 ここは 最高でしたね。 全員 方法が 違いました。 五十嵐作品 ちょっと 注目です。
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01月-17。3.0点。 江戸時代、水野忠邦の時代。鳥居耀蔵に貶められた奉行の義父、養子が復讐に立ち上がる。 スピード感あり。細かいところは粗いが、一気読みできるし、人情もあり。
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結末は意外だけど、それを秘すためにうやむやにしてしまうところが多くて(読者に明かせないことはわかるけど)エンタメなのだから、フィクションなのだから、多少の無理は面白ければいい、と我慢しながら読まなくてはならない。 所々にある富くじや宝くじの子細にわたる解説も、所々にあるので興をそ...
結末は意外だけど、それを秘すためにうやむやにしてしまうところが多くて(読者に明かせないことはわかるけど)エンタメなのだから、フィクションなのだから、多少の無理は面白ければいい、と我慢しながら読まなくてはならない。 所々にある富くじや宝くじの子細にわたる解説も、所々にあるので興をそいでしまった。巻末にまとめてくれたらよかった。 ・・・ところが、読み進むうち、悪役の鳥居の所業や、金目当てに裏富くじにたかる大名たちが、なんだか現代の政権をも想起させて、別の興味も湧いた。作者が意図していたかどうかはわからないけれど。
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悪徳奉行の罠に落ちた矢部定鎌の息子 鶴松が 同じような境遇の仲間を 見つけ 悪徳奉行 鳥居耀蔵を罰する勧善懲悪の物語 江戸時代の富くじと 現代のロト6を重ね合わせて 面白く物語を構成している 主人公の鶴松が 純情 堅物 文武両道で いい男だなぁ。
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荒唐無稽だから面白い小説も(たまにだが)ある。本作はギリギリ許せるレベル。天保の改革がどのような治世だったかをある程度知っていれば、フムフムと思いながら読んだり流したりしてエンターテインメントとして楽しめる。 全く関係ないが、タイトルが「万延元年のフットボール」みたいで興をそそら...
荒唐無稽だから面白い小説も(たまにだが)ある。本作はギリギリ許せるレベル。天保の改革がどのような治世だったかをある程度知っていれば、フムフムと思いながら読んだり流したりしてエンターテインメントとして楽しめる。 全く関係ないが、タイトルが「万延元年のフットボール」みたいで興をそそられたのも事実。
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時代小説の現代劇化については興味深い。 映画でも文学でも時代劇の風化への取り組みは変わらないんすね。 ただ博奕を扱った作品としてはトリックが弱い。
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細かい整合性やら強引な展開も勢いで押し流すストーリーを楽しむ作者だと思っているけれど、この作品については勢いよりも細かい部分の積み重ねが気になって今一つ楽しめなかった 時代小説は、その時代そのものを知ることができるのを楽しみにしているけれど、そうだっけ・・・?と感じる部分がちょ...
細かい整合性やら強引な展開も勢いで押し流すストーリーを楽しむ作者だと思っているけれど、この作品については勢いよりも細かい部分の積み重ねが気になって今一つ楽しめなかった 時代小説は、その時代そのものを知ることができるのを楽しみにしているけれど、そうだっけ・・・?と感じる部分がちょくちょくあった 導入から、町奉行が旗本宅に乗り込んで処分を言い渡しているとか、演出的な都合もあるのだろうけれど、時代小説と思って読み始めて最初がこれだと、いやそれはさすがに無いような気がするなぁ…と感じてしまったり、など ストーリー的にも、勢いを失わせないための強引かもしれない展開は持ち味だと思いながらも、本作では主要登場人物が多いが故に、ちょっとそれが気になることろが多く、文章も、~はこう感じたのだ、とか、というのも無理はないのだみたいな誘導的な表現が多くてちょっとなぁと 気になりだすともうよくなくて、あまり楽しめなくなってしまった
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時代小説なのですが、とても読みやすく、物話に没頭できました。宝くじを題材にした勧善懲悪もので、いかにして目的を達成していくかの展開が面白く、時代小説でこんなストーリーが作れるのだなと思いました。読後感が爽快です。
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