#発達系女子の明るい人生計画 の商品レビュー
80年代生まれ佐藤愛 が面白かったので読んでみた。ノンフィクションのような上記の作品と違い、悩んでいる人の具体的な解決策が、筆者の体験を交えて赤裸々に綴られている。当事者にとっては役立つであろう一冊。
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過去の辛い記憶や家庭環境は他人に知られたくないと思うがさらけ出し、そしてどう生きて、援助を受けているかなど同じように悩んでいる人の助けとなりたいと願っているのがよく分かる。 そして葛藤を知ることで同じ悩みを持っているし人との付き合い方が下手だと分かり同じような症状を持っている人に...
過去の辛い記憶や家庭環境は他人に知られたくないと思うがさらけ出し、そしてどう生きて、援助を受けているかなど同じように悩んでいる人の助けとなりたいと願っているのがよく分かる。 そして葛藤を知ることで同じ悩みを持っているし人との付き合い方が下手だと分かり同じような症状を持っている人に対して優しくなれる。 自分の知らなかった事が知れたので有意義な時間を送れた。
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自分自身がグレーな発達障害ではないかと感じており、勉強のために読んでみました。 著者の気持ちや状況がリアルに書かれており、発達障害の一例として知るのによかったです。 具体的な解決法(相談先)が山ほど書いてあるのが素晴らしく、困った時に周りを巻き込むことがいかに大事かを感じました。...
自分自身がグレーな発達障害ではないかと感じており、勉強のために読んでみました。 著者の気持ちや状況がリアルに書かれており、発達障害の一例として知るのによかったです。 具体的な解決法(相談先)が山ほど書いてあるのが素晴らしく、困った時に周りを巻き込むことがいかに大事かを感じました。 筆者は行動力があり、辛さを外に出すことで協力を得ることができましたが、それも難しい場合の解決法はどう考えればいいんだろうと思いましたが、相談先の資料としても有効ではないかと思います。
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著者の方のアイデンティティとご自身がASDであることが切り離せないのでこのタイトルになっているのだと思うけれど、発達障害そのものよりも、発達障害の方が陥りやすいとされる社会難からくるPTSDに関するお話がメイン。発達障害当事者のエッセイかと思って軽い気持ちで手に取ったら、社会の中...
著者の方のアイデンティティとご自身がASDであることが切り離せないのでこのタイトルになっているのだと思うけれど、発達障害そのものよりも、発達障害の方が陥りやすいとされる社会難からくるPTSDに関するお話がメイン。発達障害当事者のエッセイかと思って軽い気持ちで手に取ったら、社会の中でなんらかの深刻な生きづらさを抱える女性向けのサバイバルブックだった。 巻末の支援施設・制度リストの充実具合がすごい。 「情報さえ、あるいは情報へのとっかかり(本、支援者、インターネット)さえあれば、つらい環境からの脱出はいつでも可能だ」 という言葉がメソッド1に出てくるのだけれど、この主張を体現するように情報を得る方法に始まりあの手この手の助かる方法、生き延びる方法がご自身の体験を交えて語られている。 「こうすれば絶対大丈夫」みたいな言い切りはなくて、あくまで自分で判断・選択することが大事。きちんとした支援や医療に頼ることも大事。その上で判断の指針となる考え方を提案しているところは、どうすれば良いかわからず何かに縋りたい人にとっては無責任に感じるかも知れないけれど、私は誠実さを感じた。
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発達障害当事者の私にとっては、共感することが多く、「”普通”になんかならなくていい」と改めて感じ、励まされました。特に、「世の中の標準とか常識で”幸せ”とされる家族像に左右されるよりも、既存のルールの網をかいくぐっていくようにして、(中略)私たちはもっと自由に生き、自由な家族を作...
発達障害当事者の私にとっては、共感することが多く、「”普通”になんかならなくていい」と改めて感じ、励まされました。特に、「世の中の標準とか常識で”幸せ”とされる家族像に左右されるよりも、既存のルールの網をかいくぐっていくようにして、(中略)私たちはもっと自由に生き、自由な家族を作っていいはずだ」という言葉は刺さりました。 また、私は、母が父や子供に対して、根拠のない思い込みや被害妄想から、日常的に暴言(例えば「死んでしまえ」「産まなきゃよかった」など)を吐く家庭に生まれ育ったのですが、本書の「第二の離婚危機」の章は、そのような母の暴言が、もしかしたら生まれつきASD傾向が強いことで、今までの人間関係で様々なトラウマを抱えてきたことに起因していて、そのせいで認知の歪みや身内に対して攻撃的な言動をしてしまうのかもしれないと考えるきっかけになりました。
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#発達系女子 の明るい人生計画 ―ひとりぼっちの発達障害女性、いきなり結婚してみました。宇樹義子先生の著書。発達系女子のバイブルの名にふさわしい内容が満載。発達系女子、発達障害でも愛着障害でも誰もが幸せに生きる資格があるし、幸せに生きれるような社会でなくてはいけない。そのためには...
#発達系女子 の明るい人生計画 ―ひとりぼっちの発達障害女性、いきなり結婚してみました。宇樹義子先生の著書。発達系女子のバイブルの名にふさわしい内容が満載。発達系女子、発達障害でも愛着障害でも誰もが幸せに生きる資格があるし、幸せに生きれるような社会でなくてはいけない。そのためには、発達系女子、発達障害でも愛着障害に対する理解を社会全体として高めなければだめ。発達系女子、発達障害でも愛着障害を他人事のように受け止めて差別したり非難したりする人を減らさないと。
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人間は人間から学ぶことしかできない。だから多くの発達障害者が他の人から学ぶことが非常に多いと思います。当事者会が盛り上がるわけです。また、この本では支援先も多く紹介されています。自立とはなんでもかんでも自分だけででできることではなく、多くの支援先とうまくつながることです。そういう...
人間は人間から学ぶことしかできない。だから多くの発達障害者が他の人から学ぶことが非常に多いと思います。当事者会が盛り上がるわけです。また、この本では支援先も多く紹介されています。自立とはなんでもかんでも自分だけででできることではなく、多くの支援先とうまくつながることです。そういう意味でも良書です。
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宇樹さんの本、やっと買いました。 子どもの頃から続く生きづらさに悩み、大人になってようやく発達障害の診断を受けた著者の歴史が落ち着いた筆致で綴られています。問題ある実家からの脱出と駆け落ち同然の結婚、そして何度も離婚の危機を迎えながらもパートナーの方とお互い誠実に向き合い解決し...
宇樹さんの本、やっと買いました。 子どもの頃から続く生きづらさに悩み、大人になってようやく発達障害の診断を受けた著者の歴史が落ち着いた筆致で綴られています。問題ある実家からの脱出と駆け落ち同然の結婚、そして何度も離婚の危機を迎えながらもパートナーの方とお互い誠実に向き合い解決してきたこと、その経過で得た気づきをきっかけに積極的にご自身の課題に対処しようと努力されてきたこと。決して格好をつけず、自分ごととして語られる内容に共感を覚え、また非常に感銘を受けます。 宇樹さんの問題解決を前に進めたのはご自身が「使えるものはなんでも使う」と考え、ためらわず支援を求めたことが大きかったように思います。しかも、複数のサポートを利用したことがとても大切でした。 もちろん、そうは言っても回復までの道のりは並大抵のことではなく、大きな覚悟や犠牲も必要だったことが本文を読めばありありと伝わってくるわけですが、とにもかくにもこうやって多くの人に届けるべく言葉を綴っておられる今に敬服します。 ブログやTwitterで力強く情報発信しておられた宇樹さんらしく、実用的な情報も掲載されています(専門家の監修を受けており安心)。 Twitterでしばらくお見かけせず気がかりだったのですが、本書にその経過も率直に書かれていました。こうして世に生み出された本書が多くの当事者や支援者の手に届くことを願っています。 当事者でもあり支援者でもある私としては、監修者の言葉には耳が痛かった…。がんばります。
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