世界をおどらせた地図 の商品レビュー
こちらは2019年10月初版の新刊。古代から20世紀までに世界地図の完成過程の39のエピソードが解説されている。前作と異なりこちらは鄭和、コロンブス、クックなど有名な人物のほかあまり馴染みのない人物たちが地図の空白地帯を探検し、そこを埋めてゆく様子を、前作同様に古地図を添えて短い...
こちらは2019年10月初版の新刊。古代から20世紀までに世界地図の完成過程の39のエピソードが解説されている。前作と異なりこちらは鄭和、コロンブス、クックなど有名な人物のほかあまり馴染みのない人物たちが地図の空白地帯を探検し、そこを埋めてゆく様子を、前作同様に古地図を添えて短いストーリーに纏めている。 世界をまどわせた地図ー伝説と誤解が生んだ冒険の物語と合わせ、帆船模型製作の合間に読むのに格好の2冊である。
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地図と、未知の地を求める多くの探索者たちの物語。 「世界をまどわせた地図」の続編。 ・はじめに・・・地図と冒険や探検の歴史の概要。 ・39の、地図と冒険や探検の物語が2~10ページに綴られ、 カラーの古地図がそれらを彩る。画像・写真も有り。 主な参考文献有り(日本語訳は無し)、索...
地図と、未知の地を求める多くの探索者たちの物語。 「世界をまどわせた地図」の続編。 ・はじめに・・・地図と冒険や探検の歴史の概要。 ・39の、地図と冒険や探検の物語が2~10ページに綴られ、 カラーの古地図がそれらを彩る。画像・写真も有り。 主な参考文献有り(日本語訳は無し)、索引有り。 未知の領域、幻の島。それらが載っている古地図。 口伝から記録へ。未知を求める地図の制作と地理学者たちと、 冒険や探検に駆り出される人々の、物語が綴られています。 あの山の向こうには、海の向こうには何があるのだろう? 冒険の、探検の始まりは、そんな探求心。行ってみよう! 更に、国の対立、富と土地への思惑等の国の期待に踊らされ、 或いは自らの富と名声への願望を胸に、旅立ちます。 成功有り、失敗有り、誤認有り。幻の地を求めたのが思わぬ 未知の地に辿り着くという偶然有り。それらは実際の、野望の物語。 そして、その行動の蓄積で得られた知識を盛り込んで出来た地図。 その地図を基に、更なる探求心が掻き立てられる。 古代エジプトの探検家からエンデュアランス号まで、女性旅行家も。 有名無名を取り混ぜての足跡の困難さは、大変なものですが、 得られた地図の発展は、先住民の凶事の産物であることも、実感。 それでも、物語を彩る地図の豊富で鮮やかなことには感動しました。
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