1,800円以上の注文で送料無料

ミュシャと日本、日本とオルリク の商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/06/17

WBCチェコ戦からチェコが気になって読んでみたけど、ミュシャがチェコ出身なの初めて知ったし、こんなに日本に影響与えてるのも知らなかった。美術館丸ごと入ったぐらいボリュームある本

Posted byブクログ

2020/03/13

借りたもの。 巡回展『ミュシャと日本、日本とオルリク』展覧会図録。 “ジャポニズム”が西洋と日本に相互に与えた影響について考える展覧会だった。 ミュシャに影響を与えた“ジャポニズム”。 パリでは10年も満たない流行の一つだったが、“ジャポニズム”を1940年代まで愛してくれたチ...

借りたもの。 巡回展『ミュシャと日本、日本とオルリク』展覧会図録。 “ジャポニズム”が西洋と日本に相互に与えた影響について考える展覧会だった。 ミュシャに影響を与えた“ジャポニズム”。 パリでは10年も満たない流行の一つだったが、“ジャポニズム”を1940年代まで愛してくれたチェコ。そのチェコ出身の版画家・オルリクは“ジャポニズム”に関心を持ち来日。日本の版画を学んだという。 ミュシャとオルリクの画業を中心に、多数の資料からその相互関係を読んでいく。 ミュシャ然り、ウィーン分離派の版画にデザイン面でも影響を与えたこともさることながら、木版で多色刷を行っていたことが衝撃だった模様… リトグラフ(石版)で多色刷をしていたと思うが、それとはまた異なる表現方法が、ヨーロッパに衝撃を与えたことを理解する。 (今のチェコのフラットなデザインにも親近感をおぼえるのは、もしかしたら木版多色刷に通じるためだろうか…!) 日本で逆輸入されたような“ジャポニズム”とは、“アール・ヌーヴォー”であり。ミュシャの作品に影響された、女性像と植物文様だった。 藤島武二など、もろにミュシャの作品に影響されたものから、次第に要素を取り入れつつ独自性を持たせてゆく日本のイラストレータたち…… 作品点数が多く、主に版画と日本の本の装丁。 個々の作品に対するコラムや解説は乏しいが、全体の流れをつかむ気づきをくれる。

Posted byブクログ