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ドラフト最下位 の商品レビュー

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2019/11/05

ドラフト初期から育成ドラフト夜明け前、そして最近と、長い期間の中からピックアップされた(元)選手のエピソード。 時の状況に翻弄される人と逆にそれが追い風となる人。 ドラフト最下位だからこそ、上位の面子よりも運命のいたずらが作用することが多いのでしょうか。 最下位指名に対する捉え方...

ドラフト初期から育成ドラフト夜明け前、そして最近と、長い期間の中からピックアップされた(元)選手のエピソード。 時の状況に翻弄される人と逆にそれが追い風となる人。 ドラフト最下位だからこそ、上位の面子よりも運命のいたずらが作用することが多いのでしょうか。 最下位指名に対する捉え方、プロ野球に対する考え方も世代の差も含めて千差万別、とても面白かったです。 ちょうど読んでいるタイミングで、先般楽天を戦力外になった今野龍太(第15章)をヤクルトが獲得するかも?のニュース。 新天地での活躍を、他球団ファンながら応援したくなりました。

Posted byブクログ

2019/10/27

その年のドラフトで一番最後の指名だったプロ野球選手を取材した作品。全16名。「野球太郎」に連載のコラムから。 プロ入りすれば順位は関係ないとの見方もあるが、やはり最初のチャンスは大きく異なる。順位=スカウトの評価でありやはり下位指名から活躍する選手は少ない。本書の登場人物では先...

その年のドラフトで一番最後の指名だったプロ野球選手を取材した作品。全16名。「野球太郎」に連載のコラムから。 プロ入りすれば順位は関係ないとの見方もあるが、やはり最初のチャンスは大きく異なる。順位=スカウトの評価でありやはり下位指名から活躍する選手は少ない。本書の登場人物では先日引退した千葉ロッテの福浦和也、ヤクルトで活躍した田畑一也が稀有な例。 多くは既に引退した選手。プロ入りを悔いることなく第二の人生を送る。 貴重な現役選手、楽天の今野龍太の話が秀逸。試合をするメンバーにも事欠く高校から2013年楽天に9位指名で入団。ドラフト1位は松井裕樹。背番号は1と99。プロ入りから6年。かたや通算100セーブとようやくの1勝。これからの同期生の巻き返しが楽しみである。 年代が偏らず、あまり知られていない過去の選手にスポットを当てたところが実によい。 筆者は最近プロ野球本で好作品を連発している。本書も素晴らしい。次回作にも期待したい。

Posted byブクログ