伊藤野枝集 の商品レビュー
伊藤野枝が書いたものを随筆、雑誌に載せた意見、大杉への手紙等を集めたものである。森まゆみのあとがきでの伊藤野枝の経歴の説明がないと始めた読んだ人はよくわからないであろう。 面白く読むためには瀬戸内寂聴の小説の方がストーリーが整理されていてわかりやすいが、この本の方が簡単に読むこ...
伊藤野枝が書いたものを随筆、雑誌に載せた意見、大杉への手紙等を集めたものである。森まゆみのあとがきでの伊藤野枝の経歴の説明がないと始めた読んだ人はよくわからないであろう。 面白く読むためには瀬戸内寂聴の小説の方がストーリーが整理されていてわかりやすいが、この本の方が簡単に読むことが出来る。 100分で名著のジェンダー特集で紹介されていた本の1冊である。瀬戸内寂聴の小説を読んだ後で、この本を読んだ方がわかりやすいと思われる。
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栗原康の評伝が文庫化された時期でもあり、伊藤野枝自身の文章を読んでみたいと思い手に取った。厳しい家庭生活の中で、青鞜の編集を引き受けた決意表明、社会の不合理な因習や束縛に対するストレートな批判、その、何物にも捉われない真っ直ぐさが、文章に現れている。創作、評論、大杉栄との書簡と、...
栗原康の評伝が文庫化された時期でもあり、伊藤野枝自身の文章を読んでみたいと思い手に取った。厳しい家庭生活の中で、青鞜の編集を引き受けた決意表明、社会の不合理な因習や束縛に対するストレートな批判、その、何物にも捉われない真っ直ぐさが、文章に現れている。創作、評論、大杉栄との書簡と、短いけれども人生を駆け抜けた野枝を象徴するセレクションになっている。
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1 創作 2 評論・随筆・書簡 3 大杉栄との往復書簡 伊藤野枝から大杉栄宛 大杉栄から伊藤野枝宛 著者:伊藤野枝(1895-1923、福岡市西区、婦人運動家) 編者:森まゆみ(1954-、文京区、作家)
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