西周と「哲学」の誕生 の商品レビュー
高校生の時に日本史も倫理もとっていないので、西周さんはよく知らない人だった。というわけで、とりあえず一冊読んでみた。内容のわかりやすさはもちろんだけど、後書きを読んで、島根に地域おこし協力隊として赴任したことのある方が著述されていることにも驚いた。お役人だけど、天皇の罪の裁き方を...
高校生の時に日本史も倫理もとっていないので、西周さんはよく知らない人だった。というわけで、とりあえず一冊読んでみた。内容のわかりやすさはもちろんだけど、後書きを読んで、島根に地域おこし協力隊として赴任したことのある方が著述されていることにも驚いた。お役人だけど、天皇の罪の裁き方を軍人勅諭に盛り込もうとしたり、フラットな目線をもっていて外国の文化や言葉に造詣が深い人だったことがわかった。
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一「哲学」の翻訳 二 日本語論 三 軍事論 百面相・西周の思想や意図がわかりやすく書かれてあった。
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「哲学」という訳語を生み出した西周の入門書。西周に対する一般的な批判的見解を検証し、西周の実績・思想を再評価。 小著だが、問いが明確で、原典を丁寧に分析して、オリジナリティある結論を導出しており、なかなかの名著。名前だけは知っているという状態だった西周について興味が喚起され、理解...
「哲学」という訳語を生み出した西周の入門書。西周に対する一般的な批判的見解を検証し、西周の実績・思想を再評価。 小著だが、問いが明確で、原典を丁寧に分析して、オリジナリティある結論を導出しており、なかなかの名著。名前だけは知っているという状態だった西周について興味が喚起され、理解が深まった。
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あとがきに書かれている石井さんの講義を神保町で聴講してとても良かったので、講義の内容をまとめてある本書は買わなければと思っていた。良書は良い解説があってなお輝くんじゃないかという持論があって、本書は西周の著作のそれになると思ってる。
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こういう薄いイントロダクションは若い研究者がどんどん書くようになってくれるといいと思う。高いけどいろいろあるのだろう。
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