失われたアートの謎を解く の商品レビュー
盗難、戦争、略奪、劣化…様々な理由で失われたアートを解説。戦時中に消失した「芦屋のヒマワリ」について知りたくて読みました。 思想のために略奪や破壊を行うのは許せないけど、同時に作品を守り、復元に携わる人達が尽力していることを知れて良かったです。
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失われたアートの謎、となっているけれど、謎解きではなくきちんとした史実でとてもおもしろい。 失われた作品、その軌跡。人の手によって壊された作品、その悲劇。そして、人の手によって奪還されたり修復された作品の数々。 現在ある作品たちが明日もあさっても同じ姿で観られる訳ではないことを、...
失われたアートの謎、となっているけれど、謎解きではなくきちんとした史実でとてもおもしろい。 失われた作品、その軌跡。人の手によって壊された作品、その悲劇。そして、人の手によって奪還されたり修復された作品の数々。 現在ある作品たちが明日もあさっても同じ姿で観られる訳ではないことを、あらためて実感した。だからこそ、どんな小さな展覧会でも観たいものはチャンスがあるうちに観ておこう、と思った。 わたしの現在の心残りは、かつてベルギーを訪れた際にゲントの祭壇画を観に行かなかったこと。あの作品にも、収奪、奪還という歴史があったのか。大好きな作品をいつか、この目で観られることを願います。
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面白い内容なのだけど、なぜか途中で読むのが嫌になってしまう。 なぜだろう? 私の集中力のなさか。 モナリザやムンクの叫びが盗まれたのは知っていたけど、盗まれた時の写真とか、そういうの見れたのはとてもよかった。 モナリザのときはピカソも疑われていたなんて! それにしてもアートっ...
面白い内容なのだけど、なぜか途中で読むのが嫌になってしまう。 なぜだろう? 私の集中力のなさか。 モナリザやムンクの叫びが盗まれたのは知っていたけど、盗まれた時の写真とか、そういうの見れたのはとてもよかった。 モナリザのときはピカソも疑われていたなんて! それにしてもアートっておもしろいな。 私には「この絵はすごい、この絵はすごくない」っていう違いがあまりわからないけど、政治的に利用されたり戦争で強奪されたり、こういう対象ってあんまりないんじやないかと思った。 動けるようになったら、また色々美術館に行ってみたい。
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あとがきには「主観を排し事実だけを〜淡々と綴る」と書かれているけれど、かなり演出がかっているというかドラマチックに書かれている印象でした。美術にそこまで興味がなくても推理小説や警察もの、戦争映画が好きな人も面白く読めるんじゃないかな。事件や政治との絡みが切り口なので。 読みやす...
あとがきには「主観を排し事実だけを〜淡々と綴る」と書かれているけれど、かなり演出がかっているというかドラマチックに書かれている印象でした。美術にそこまで興味がなくても推理小説や警察もの、戦争映画が好きな人も面白く読めるんじゃないかな。事件や政治との絡みが切り口なので。 読みやすいのに解説や図版がたくさんあって内容は薄くなかったです。時代や地域も様々で、青い日記帳さんってすごい方なんだな… 個人的にはモリアーティのモデルになった人の話とパリオペラ座の天井画の話が好きでした。
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著者のブログが面白くて手に取った本。 美術品泥棒の漫画(エロイカ~)を彷彿とさせてくれたこともあり、最後まで飽きなかった。失われたアートや、盗まれたアートに思いを馳せることで、まだ失われも盗まれもしていないアートへの愛がわく一冊だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
モナリザ 1911年イタリア人左官工ペルージャによって ガラスカバーを施す業者として休館日に持ち出し 自宅アパートに2年間も保管 本人がイタリア人画商にモナリザをイタリアに戻す交渉 50万リラ=5.8億円相当を要求 ひび割れの状態で本物と判断 7カ月間の拘留後釈放 ムンク「叫び」 5枚のうち2枚が強奪 1994年リレハンメルオリンピック開会式の日の朝、 オスロ国立美術館に梯子をかけガラスを割り侵入 ワイヤに吊り下げていただけ 悪人仲間の協力のおとり捜査で逮捕、奪回 2004年オスロ市立ムンク美術館 銃を持つ強盗により強奪 同時期の犯罪の首謀者からの情報で 「マドンナ」とともに発見 その後、4000万クローネ=6.7億円かけた防犯対策 ガラスケースに入れられている
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絵画はいつでも同じクオリティで見ることができるエンターテインメントだと思ってた。 ただ美しいとか、人間のものの見方の変遷を楽しむとか絵画を見て発見することを楽しむエンターテインメントだと思ってた。 絵画も他のエンターテインメントと同じように、 チャンスを逃すと次はどこで会えるのか...
絵画はいつでも同じクオリティで見ることができるエンターテインメントだと思ってた。 ただ美しいとか、人間のものの見方の変遷を楽しむとか絵画を見て発見することを楽しむエンターテインメントだと思ってた。 絵画も他のエンターテインメントと同じように、 チャンスを逃すと次はどこで会えるのか 同じクオリティを楽しめるのか 約束されていないということがわかり 展覧会のチャンスは逃さず楽しもうと決めました。
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