教育のワールドクラス の商品レビュー

アンドレアス・シュライヒャー(著者),経済協力開発機構(OECD)(編者),ベネッセコーポレーション(編者)

2023/10/14

# ヒエラルキーの頂点から末端までを鑑みた、次世代の教育白書

## 面白かったところ

* 経済・貧富・移民等の出自などの様々なパラメータと学力の関係の結論が書いてあったこと

## 微妙だったところ

* 基本事実ベースで書かれていてよかったのだが、文章自体が全然読み応えがなくて面白くなかった
* 述べたいことがイマイチで、叡智の果実に触れた気がしなかった

## 感想

教育とは誰もが意見を持ち、議論に参加できるトピックの一つである。

しかしながら世界規模で教育の酸いも甘いも数値化してしまったPISAの功績を知ると、偉大なる経緯を払わざるを得ない。

最近Microsoftに買収されたGithubが成し遂げた偉業に近い感覚だ。

「俺たちが考えた最強の教育理論」を考案し語るのは、毎年積み重ねられている事実（数字）と向き合ってからでも遅くはないだろう。