操る男 の商品レビュー
「筋読み」シリーズ第2弾。面白かった。強制わいせつの冤罪で刑期を終えた北村。出所後、真犯人は警察官でDNAが改ざんされたと一人の男に告げられる。その後、元科捜研職員が相次いで殺される。巧妙に仕組まれたDNAの罠にヨミヅナこと飯綱たち刑事が真相を追う。国家により冤罪を創り出せること...
「筋読み」シリーズ第2弾。面白かった。強制わいせつの冤罪で刑期を終えた北村。出所後、真犯人は警察官でDNAが改ざんされたと一人の男に告げられる。その後、元科捜研職員が相次いで殺される。巧妙に仕組まれたDNAの罠にヨミヅナこと飯綱たち刑事が真相を追う。国家により冤罪を創り出せることへの怖さを感じました。DNA鑑定が一番の証拠であることへの警鐘を鳴らしていると思えた。
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この作品を読んで警察,司法が怖くなりました。権力者に都合の良い様に操作出来る。今のマスコミにはそれを暴く力も実力も無い。今の日本でも充分可能。嗚呼恐ろしい!でもDNA絡みの物ばかりですね。
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シリーズ第二弾。 事件のスジ読みに長けた『ヨミズナ』こと刑事・飯綱。 元科捜研の職員が相次いで殺害された。 現場から発見されたDNA型は、かつて強制わいせつ罪の元被告人・北村のもの。 しかし、北村は、殺人事件を認めず、過去の事件もDNA型の捏造として冤罪を主張していた。 飯...
シリーズ第二弾。 事件のスジ読みに長けた『ヨミズナ』こと刑事・飯綱。 元科捜研の職員が相次いで殺害された。 現場から発見されたDNA型は、かつて強制わいせつ罪の元被告人・北村のもの。 しかし、北村は、殺人事件を認めず、過去の事件もDNA型の捏造として冤罪を主張していた。 飯綱と所轄の女刑事・瀬川のコンビ。 果たして、2人のたどり着いた警察の闇に潜む真実とは?
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元か科捜研の職員が次々に殺害された。 現場からは強制わいせつで出所したばかりの北村という男のDNAが。 北村はそもそも冤罪を訴えていた。 驚く事実。 今や当たり前のDNA鑑定だが、その裏には… 2021.10.21
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前作より内容が面白く楽しめた。主人公が筋読みとして活躍している感がある。 気になったのは3点で、そもそもの強制わいせつ行為は なぜ起きたのか? ただ魔が刺しただけか? なんとなく人物像に合わない気がした。 前半、北村のエピソードが数度カットイン的に差し込まれていたが、その演出は...
前作より内容が面白く楽しめた。主人公が筋読みとして活躍している感がある。 気になったのは3点で、そもそもの強制わいせつ行為は なぜ起きたのか? ただ魔が刺しただけか? なんとなく人物像に合わない気がした。 前半、北村のエピソードが数度カットイン的に差し込まれていたが、その演出は要ったかな? 全編 警察側目線で良かった気がする。(それでは一本調子になるのを嫌ったか?) 3つ目、会議の多くで迫口警視の振りの後に飯綱警部補が発言するが、信頼されているんだろうけど、その前振りがなかったら ずっとしゃべんなかったんかな?と不安になった。 いずれも 取るに足らない点ではある。 シリーズ前作と同じ DNAネタなので、ここがこの作者の強味なのだろうけど、今度は もう少し一般的(?)な題材の作品を読みたいと思った。
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元科捜研の法医科長・大八木が、うなじに釘を打ち込まれた死体で発見された。いっぽう、わいせつ罪で五年間の服役を終えた北村は、自分の無実を証明するべく再審請求を行おうとする。そんな北村のところに何者かから、北村の無実を信じる手紙が届く。指定場所に行くと、待っていた男は「犯人は警察官だ...
元科捜研の法医科長・大八木が、うなじに釘を打ち込まれた死体で発見された。いっぽう、わいせつ罪で五年間の服役を終えた北村は、自分の無実を証明するべく再審請求を行おうとする。そんな北村のところに何者かから、北村の無実を信じる手紙が届く。指定場所に行くと、待っていた男は「犯人は警察官だ」と言う。そして、さらなる被害者が見つかり……。事件を推理する筋読みに長けた警視庁捜査一課の刑事・飯綱がDNA鑑定に隠された罠を暴く! オーソドックスな刑事もの。DNA鑑定によって犯罪者にされた男が冤罪を訴えて事件が起こります。警察による鑑定結果の捏造やコンタミ混入による誤判定はリアルにあり得る話で、読んでいて恐怖を覚えました。
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ヨミズナシリーズ2作目。1作目よりぐっと内容が良くなった。人物描写もプロットも過不足なく確り組み立てられていて、本案件でバディとなる所轄の瀬川女警とのやり取りや瀬川視点での飯綱主任警部補の人物描写もとてもよく出来ている。読んで損のない面白い一冊。
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事件の筋を読むことに長ける捜査一課の飯綱、通称「ヨミヅナ」のシリーズ2作目。 正直、前作の内容は全然覚えておらず、記憶になるのは主人公ぐらい。結構前にこの続編も発売になっていたけど、すぐに読む気にはならず、結局、時間が経ちすぎて、いろんなことが記憶にない。 元科警研の職員2人が、...
事件の筋を読むことに長ける捜査一課の飯綱、通称「ヨミヅナ」のシリーズ2作目。 正直、前作の内容は全然覚えておらず、記憶になるのは主人公ぐらい。結構前にこの続編も発売になっていたけど、すぐに読む気にはならず、結局、時間が経ちすぎて、いろんなことが記憶にない。 元科警研の職員2人が、自動釘打ち機で殺害される。 現場に残された毛髪から、強制わいせつ罪で4年の服役を終え、出所したばかりの北村と言う男性が容疑者として浮上する。 北村を任意同行するが、北村が告白したのは、殺された二人がDNA鑑定を捏造していたという事実だった。 あってはならないDNA鑑定の捏造が何故行われたのか?今回の事件の被害者は何故事件から6年も経ってから、殺害されたのか?現場から採取されたはずの毛髪のDNA鑑定がオーバーフラッシュしたのは何故か? 様々な謎を今回も飯綱の筋読みによって、解決していく。 DNA鑑定やPCRなど専門用語が多く、警察小説の中でもかなり本格派。面白いけれど、ちょっとくどい感じもするかも。あとは説明が多い作品なのに、登場人物が多いのも、かなり厄介。事件の背景も、ちょっと現実離れし過ぎてて、ラストのうーん…ってなってしまった。 「筋読み」がメインなので、説明が多くなるのはしようがないとして、もう少し絞った方がもっと面白い気がする。着眼点が斬新なだけに、何となく勿体ない感じ。
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元科捜研の法医科長・大八木が、うなじに釘を打ち込まれた死体で発見された。 いっぽう、わいせつ罪で五年間の服役を終えた北村は、自分の無実を証明するべく再審請求を行おうとする。 そんな北村のところに何者かから、北村の無実を信じる手紙が届く。 指定場所に行くと、待っていた男は「犯人は警...
元科捜研の法医科長・大八木が、うなじに釘を打ち込まれた死体で発見された。 いっぽう、わいせつ罪で五年間の服役を終えた北村は、自分の無実を証明するべく再審請求を行おうとする。 そんな北村のところに何者かから、北村の無実を信じる手紙が届く。 指定場所に行くと、待っていた男は「犯人は警察官だ」と言う。 そして、さらなる被害者が見つかり……。 事件を推理する筋読みに長けた警視庁捜査一課の刑事・飯綱がDNA鑑定に隠された罠を暴く!
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