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名馬を読む(2) の商品レビュー

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2020/09/14

競馬に精通するノンフィクションライターの著者が思い入れの深い28頭の名馬の物語を自身のエピソードも交え書かれた一冊。 血統と牧場、ライバル、道を切り拓いた開拓者、個性的な馬とあう4つのカテゴリーに分けて80年代から2000年代にかけての名馬の珠玉の物語が書かれており競馬の面白さ...

競馬に精通するノンフィクションライターの著者が思い入れの深い28頭の名馬の物語を自身のエピソードも交え書かれた一冊。 血統と牧場、ライバル、道を切り拓いた開拓者、個性的な馬とあう4つのカテゴリーに分けて80年代から2000年代にかけての名馬の珠玉の物語が書かれており競馬の面白さを改めて認識しました。 ハイセイコー、シンボリルドルフ、オグリキャップ、ディープインパクトといった前著で取り上げられた顕彰馬に対し向かっていったライバルやその裏の別路線で活躍した馬など当時の関係者への取材や出版した2019年に当時を振り返っての回想など一頭一頭に対し生産者、厩舎、騎手などの関係者それぞれが深い愛情を持っているとどのエピソードにも感じられました。 ターフに散ったサイレンススズカやライスシャワーといった馬から奇跡の走りで感動を起こしたヴィクトワールピザやカツラギエースなどの名馬まで当該馬にまつわる当時の心境や想いを本書で知ることができました。 前著では扱えなかった名馬のエピソードを優駿誌などで培った著者の取材の記録や著者の経験から知ることができ、前著と同じく競馬の魅力を存分に感じることのできた一冊でした。

Posted byブクログ