開かれた対話と未来 の商品レビュー
オープンダイアローグを始めた人による説明+日本第一人者による補足解説 エッセンスが入っており、実ケースも多くあるが、素人的には原石過ぎて咀嚼が難しかった 具体的な場面に対して抽象的、構造的な捉え方をしていて分かりやすくもあるが、分かりにくいところもあった
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB28818688
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いやいや難しい。翻訳本と言うこともあるが、ボーっと読めない、必死で読む。でもわからないことだらけ。 オープンダイアログにはものすごく興味があるけれど、ハードル高い!
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「悩みは誰かに相談した時点で半分は解決したようなものだよ」 かつて先輩からこう教わったことがある。 悩みやストレスがない人などいない。 だが、それらと上手に付き合えなくなって行った時、心と体が悲鳴を上げるのだ。 遠くて重い心療内科の扉を叩いた時、数分間での問診では限界があ...
「悩みは誰かに相談した時点で半分は解決したようなものだよ」 かつて先輩からこう教わったことがある。 悩みやストレスがない人などいない。 だが、それらと上手に付き合えなくなって行った時、心と体が悲鳴を上げるのだ。 遠くて重い心療内科の扉を叩いた時、数分間での問診では限界があるからとカウンセリングを紹介された。 最初のセッションで言われたことは今でも記憶に新しい。 ①うつは治る病気です。 ②もとの自分には戻れないけれども、新しい自分になれますよ。 ③心の病にかかった貴方は時代の先駆者。後から陸続と続く後輩たちへの道を切り開いているんですよ。 その後、症状が悪化。休職することになり、働く人が社会復帰を目指すための「リワークプログラム」に通うことになる。 「私もスタッフも最大の応援をするけれども、病気を治すのは貴方自身ですよ」 対話やコミュニケーションを重視したプログラムに取り組んでいくうちに、薄皮を剥がすように気力体力が回復していった。 まさに、新しい自分になっていく感覚を身につけていくことができた。 本書で取り上げられている「オープンダイアローグ」を図らずも実践できていたのだ。 過去と他人は変えられない。だが、未来と自分は変えられる。 智恵は現場にあり。 他人なれども語らひぬれば命にも替るぞかし。 誰にでも備わるレジリエンスを引き出す最高の「人薬」は、対話だ。
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わかったようでわからないオープンダイアローグ。 だったのが、かなりしっかりとわかったような気になった。 なぜこれまで今ひとつわかった気にならなかったかというと、多分、具体的なツール的なところがよくわからなかったからかな?オープン・ダイアローグは手法ではなくて、考え方なのだと言...
わかったようでわからないオープンダイアローグ。 だったのが、かなりしっかりとわかったような気になった。 なぜこれまで今ひとつわかった気にならなかったかというと、多分、具体的なツール的なところがよくわからなかったからかな?オープン・ダイアローグは手法ではなくて、考え方なのだと言われてもね。。。という感じがしていた。 この「決定版」をよめば、手法として理解できるかというと、そういうわけではない。が、思想的なバックグラウンドがとても丁寧に説明してあるので、納得したという感じかな? 本のサブタイトルに「今この瞬間に他者を思いやる」とあるが、「他者」の原語は、"Otherness"。つまり、他者は自分とは違う人であり完全には理解することはできないのだという"Otherness"を尊重するということ。 この"Otherness"の概念から、ポリフォニー、つまり多数の声が聞かれる場が開かれるということなんだね。 多数の声には、患者の妄想的なも含まれる。そうした声もしっかりと聞かれることが、対話の副産物としての治療を生み出す。 対話の目的は、対話それ自体ということ。 後半では、オープンダイアローグの研究方法についてのやや学術的な議論も書いてあるのだが、専門家でないとわからないという内容ではない。通常の治療の効果の定量研究とは、まったく違う質的研究の方法論が必要であることが、明確に議論されている。 この辺の方法論的な丁寧さも、オープン・ダイアローグへの信頼感につながりました。
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