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BEASTARS(Vol.15) の商品レビュー

4.1

18件のお客様レビュー

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2024/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ハルちゃんとレゴシ君がスケジュールを交換しているのが とても微笑ましくて、良かった、幸せな方へ一歩踏み出してくれたんだ と思う。 お父さんが見つけてしまって、驚いてるのに社交辞令で 夕飯に誘って、みんなでご飯を食べることになるのがなんだか良い。 末っ子で、愛されて育ったハルちゃん。 ハルのお母さんは理解がありそうだけれど、お父さんも優しい。 それを見てやさぐれるのではなくて、前向きなレゴシが良い。 「何だって美味しく食べます」なんて言葉の綾なのになんだか大変だ。 狼と兎が同じ車に乗っているだけでみんなが覗き込んでくる。 それはみんなが気を配ってくれているということでもあり、間違いばかりでもない。 お父さんはちゃんとレゴシが気を遣っているところを丁寧に見てくれて、気がついてくれていた。 「また遊びにおいで 大きいお箸…用意しておくから」 という一言がとても温かい。 これを機にハルちゃんの為にも 顔に傷をつけるような無茶な信念の貫き方は見直して欲しいものだ。 ヤフヤが、警察が本当の悪を見つけ出すのは一生無理だと 怒る気持ちはわかるし、相棒なり跡継ぎなりを求める気持ちもよくわかる。 しかし仕事中のレゴシを試すような真似をしてやり方が横暴だ。 人が一生懸命やっている仕事を小銭集めというのも、レゴシや レゴシ以外のお店の人たちにもとても失礼だ。 本人が求めていない以上、レゴシを巻き込まないでくれとしか思えない。 潜入捜査で鹿の仮面を選んでいるレゴシは可愛い。 アルコールチェックはどうやって突破したのだろうか。 どうせならルイ先輩ぽく演じれば 若くても大人びて世間を斜に見ている感じで 丁度良かったのでは。 相変わらずレゴシは突拍子もない行動を取る。 まさかメロンを逃がそうとするなんて。流石に甘すぎる行動だ。 そんなにもハーフという仲間であることが重要だったのか。 ただすぐにその失敗が自分に返ってきてはいるし そもそも一般人であるレゴシを勝手に引き込み内偵紛いのことをさせて、 撃ったこともないであろう銃と手錠のスペアキーを預けてその場を離れるヤフヤが随分だ。 嫌な予感がしてレゴシに何かあったのかと思ったルイが連絡するでもなく無視しよう、となるところに笑ってしまった。 絡んでくる肉食への啖呵の切り方が恰好良い。 それにしても裏市でボスをしていたと聞いてよく絡む気持ちになるものだ。相手は本物なのに。 ルイがつい裏市の近くまでやって来てイブキと見間違えて声をかけてしまうのがちょっと切ない。 ツノのお蔭でシシ組と再会できたのは良かったが、まさかメロンが今は仕切っているなんて。 あんな奴に仕切らせるくらいならライオン達で仕切ってくれた方が良い気がしてしまう。 平等思想なら平等であるべきで、肉食獣を抑圧することで、平等を唱えるのは間違っていると思う。 ルイの言う事は正しいし、シシ組のみんながルイに戻ってきてほしいと思うのも当然だ。 かといって今更戻れない。涙の事情もよくわかる。 幽体離脱は驚いたが、よく考えてみれば前も蛾と話していた訳で。 レゴシの母レアノはレゴシがあんな感じなのでストイックというか実直な感じを想像していたのでかなり印象が違った。 だが自分の思う正しさに沿って傍からみたら突拍子もない行動を取るところはレゴシとそっくりだ。 自分の口数が少なくポーカーフェイスなところは爬虫類気質だと考え イヌ科の生態をマネして演じるようになるレアノ。 疲れないのかなと心配になる。 レアノの生き方は、独特ではあるが、理解はできる気がするし、美しい灰色狼として演じて生きてきたのに、突然二十歳を目前にして鱗が入ってくるのは辛かっただろう。 レゴシを置いて自殺してしまったというのが気になっていたが あれだけ頑張ってハイイロオオカミを演じていて 見た目にも気を配っていたのに鱗が生えてきたときのショックを思うと あまりにも気の毒だし、それは自殺を選ぶかもしれないと思った。

Posted byブクログ

2022/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あの一枚絵の力 少しずつ明らかになる今までの力 こんな時間を過ごしてきたんだね 生きていたけど 出てきなかった時間 こういう環境で 育ってきたんだね 残してきたもの 隠してきたもの それを読者にだけは見せてくれる ただ 食べる食べられるだった物語の先へ

Posted byブクログ

2022/06/12

ビースターのヤフヤと一緒に混血の犯罪者を追うレゴシの第15巻。 そのほかにもハルの家族との交流、レゴシ出生の秘密、ルイとシシ組の関係など盛りだくさん。 ただ、混血の犯罪者メロンに対峙したレゴシがここまでしちゃうかなあというのはちょっと疑問。もっとわかりあいたいと思うところまでは納...

ビースターのヤフヤと一緒に混血の犯罪者を追うレゴシの第15巻。 そのほかにもハルの家族との交流、レゴシ出生の秘密、ルイとシシ組の関係など盛りだくさん。 ただ、混血の犯罪者メロンに対峙したレゴシがここまでしちゃうかなあというのはちょっと疑問。もっとわかりあいたいと思うところまでは納得だけど。 あとメロンとの兼ね合いもあるのだろうけど、レゴシの母のエピソードはちょっとひっかかる。まあ、いいことばかりとはいかないのが世の中だけど。

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2022/05/15

孤独なまま自分の信念を貫くなんて簡単なことだったな やはり話にならない_こいつらは問題を複雑化させるだけだ 馬の視界は350°だ 残りの視覚10°は僕の孤独な暗闇だったが…君ならばそれを補う度量がある …肉を食べない代わりに…狩猟本能だけが残った凶暴な性格だと 鱗だね…時間差で父...

孤独なまま自分の信念を貫くなんて簡単なことだったな やはり話にならない_こいつらは問題を複雑化させるだけだ 馬の視界は350°だ 残りの視覚10°は僕の孤独な暗闇だったが…君ならばそれを補う度量がある …肉を食べない代わりに…狩猟本能だけが残った凶暴な性格だと 鱗だね…時間差で父方の遺伝が身体に現れたんだよ このくらいの知名度が一番女遊びしやすいだろうな_隠し子とかいたりして

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2021/08/23
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レゴシ、一匹狼を卒業。レゴシはガゼルとヒョウのミックスに、ハルと自分が結婚したら生まれる子を重ね合わせる。

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2022/03/03

レゴシ一匹狼卒業の件がめっちゃ好き! そしてレゴシ母親の人生に迫っていくあたり、 内容の濃さとしてはシリーズ最高の一冊。

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2021/07/23

ヤフヤとレゴシの潜入調査! これからもペアでやって欲しいくらいに2人ともスタイルが良くて お似合いだなあ. でもレゴシ・・・そいつは逃がしてはいけない・・・ 正直撃たれても仕方ないかなと思ってしまった そしてルイはシシ組へ再び ルイがボスやってたときの方が正直かっこよかったね. ...

ヤフヤとレゴシの潜入調査! これからもペアでやって欲しいくらいに2人ともスタイルが良くて お似合いだなあ. でもレゴシ・・・そいつは逃がしてはいけない・・・ 正直撃たれても仕方ないかなと思ってしまった そしてルイはシシ組へ再び ルイがボスやってたときの方が正直かっこよかったね. 最後はお母さんの話の一幕で結構謎だったモノが 色々と明らかになって今後の展開が楽しみな感じに.

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2020/05/30
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肉食と草食のハーフに焦点が絞られる巻。 ガゼルと豹のハーフであるメロンが登場。 年齢による衰えを感じるヤフヤは、レゴシを強引に後継者的役割を押しつけ、メロン捜査に付き合わせる。 ルイとシシ組の邂逅は、新たな展開の気配を漂わせる。 そしてレゴシは、彼の母親でありコモドオオトカゲとハイイロオオカミのハーフであった母親の霊体に出会う。

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2019/12/20

ハルの家族との夕食や潜入捜査など、波乱万丈小さいのから大きいのまでイベント盛りだくさんの15巻。 相変わらず面白いが、ハルの家族(特に父親)がレゴシと付き合い受け入れていく過程はもっとじっくり描いてほしかった。 ハルの家族は過去たびたび登場してるのだが、兄姉は純血婚推奨、父親は「...

ハルの家族との夕食や潜入捜査など、波乱万丈小さいのから大きいのまでイベント盛りだくさんの15巻。 相変わらず面白いが、ハルの家族(特に父親)がレゴシと付き合い受け入れていく過程はもっとじっくり描いてほしかった。 ハルの家族は過去たびたび登場してるのだが、兄姉は純血婚推奨、父親は「ハルは堅実だから」「ウチの娘に限って……」で、いずれも異種族婚、しかも肉食獣と草食獣という下手すれば命すら落とす危険と緊張を孕む恋愛に賛成してるとは言い難い。 兄と姉は冗談で言ってる可能性もあるが、ハルの父の態度にフォーカスすれば、むしろ消極的反対派。 それがたった一回食卓を囲んだだけで「娘を頼むよ」と軟化してしまうのは腑に落ちない。 リアル人間同士のカップルだって、娘が連れてきた恋人と一回ご飯食べただけで父即オチ、両親公認にはなり辛いだろうに…… レゴシの誠実さが買われたのだとしても、ハルの家族との交流は回数かけてじっくり描いてほしかった。 将来の婚姻……はできないにしろ、家族を作りたいと考えているなら尚更。 その方がハル父の態度にも説得力が出たし、レゴシとの交際を巡り一度は衝突して互いの本音をぶちまけた方がドラマも盛り上がり、レゴシへの信頼を背骨にする価値観の変容がストレートに伝わったのではないか。 ハルの家族が軸のホームドラマに振り切る意図はないのかもしれないが、ハル父がいい人じゃなく、都合のいい人にされてしまって残念。大事な娘なら相手を全肯定せず、見極める時間をとってほしい…… この手のご都合主義な展開は結構ある。 異種族同士で交配可能って、生物学的に構造違いすぎてどうなの?とか……動物が擬人化二足歩行してる世界で言い出したらきりがないが、動物の生態に準じるならありえないと思っていたので驚いた。ていうかハル、ちゃんと避妊してたのだろうか……。 メロンとレゴシを二人きりにしてヤフヤが離れたのもご都合主義だが、主人公補正と解釈した。 レゴシはハルとの将来の子供をメロンに重ねて同情しているが、その前にお前やることやってねえだろやれよ!!と激しくツッコミたい。 妊娠・出産の前に、異種族カップルが乗り越えなきゃいけない課題はたくさんあるはずなのだが、まだ本番にすら至ってない童貞が妄想先走ってないか……

Posted byブクログ

2019/12/01

ここまで行く末が気になるフィクションに触れたのは久々。どうか"本性"という概念を最後には解体しきっていて欲しい。マンガというカルチャーが生んだ現代の超傑作。社会が改変されていく予感、胎動が確かにここにある。

Posted byブクログ