手塚マンガでエコロジー入門 の商品レビュー
さすが 手塚治虫! 子どもたちにも本物&本気のメッセージを伝えてくれる、深い作品ばかりでした。地球や他の生物とともに どう生きるかーー大人も考えさせられます。
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読んだことのない作品も多くて、今読んでもスゴイと思いました。 人類が地球をこんなにも破壊してしまって今後どうなるんだろう?とつくづくかんがえさせられました。
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手塚先生が作品を通して伝えたかったことを、漫画を楽しみながら知ることができました。 特に、代表作『鉄腕アトム』で「科学と人間のディスコミニケーション」を表現したにもかかわらず、科学技術革新がもたらす豊かな未来の象徴とされてしまったという話は、自分にとって新しい気付きでした。 ...
手塚先生が作品を通して伝えたかったことを、漫画を楽しみながら知ることができました。 特に、代表作『鉄腕アトム』で「科学と人間のディスコミニケーション」を表現したにもかかわらず、科学技術革新がもたらす豊かな未来の象徴とされてしまったという話は、自分にとって新しい気付きでした。 現代の環境問題に対し、あまりに巨大な課題であり、自分ごとに捉えづらいイメージがありましたが、その原因の一つが「自分と自然との距離感」が手塚先生の時代からずいぶん遠くなっているからだと感じました。本書を読むことによって、地球の未来を考えるきっかけになりました。
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どれも手塚治虫先生の信念が伝わってくる作品ですが、特に印象に残ったのは「人工知能にすべての決定を委ねる人間」の未来予想と手塚治虫先生自ら述べている評説の中で「宇宙で生まれ、育った子どもたちは美しい地球を見ながら、その宇宙を荒らす人間を見た時に純粋に良くない、止めようと思うはず」...
どれも手塚治虫先生の信念が伝わってくる作品ですが、特に印象に残ったのは「人工知能にすべての決定を委ねる人間」の未来予想と手塚治虫先生自ら述べている評説の中で「宇宙で生まれ、育った子どもたちは美しい地球を見ながら、その宇宙を荒らす人間を見た時に純粋に良くない、止めようと思うはず」という指摘。核心をついていると思う。人間が在来種を荒らす外来種を駆除する気持ちと大差ない。あまりに単純すぎて誰と考えたことがない視点をすでに早い段階から考えていた手塚治虫先生はやはり人間本来のあるべき姿、人間の身の振り方、自然の一部分であるという自覚をより一層必要だと感じていたのだと思う。今からできることをやっていくのが残られた人たちの使命。
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