地図帳の深読み の商品レビュー
冒頭の、濃い緑を探せ!海面下の土地という題材から、地図帳をこんな風に楽しむとは!と白眉でした。なんともなしに地図帳開きながら昼ご飯食べたりするのを若い頃からやめられないが、上には上がいる。説明と、地図を見比べるのに忙しいがあっという間に読めた。続編もまた読もう。
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地形や地名、境界など地図帳に関することを歴史的背景と絡めて深堀りしている本。ただパラパラとめくるだけでは気付かないような地図にまつわる知識を多面的に解説していて、著者の教養の深さが伺える一冊であった。一方で、文章と地図の対応が少し分かりづらい部分があり、ひとつひとつ理解して読み進...
地形や地名、境界など地図帳に関することを歴史的背景と絡めて深堀りしている本。ただパラパラとめくるだけでは気付かないような地図にまつわる知識を多面的に解説していて、著者の教養の深さが伺える一冊であった。一方で、文章と地図の対応が少し分かりづらい部分があり、ひとつひとつ理解して読み進めるにはやや苦労した。 特に印象に残った点は次の3つ。 - 大きく蛇行する長江第一湾の南側には「大理」という地名があり、大理石の由来となった場所。10世紀に大理国が成立し、そこで石材が産出されていた。大理国は13世紀のモンゴル帝国の征服により消滅した。 - 「イギリス」という名前は、元々ポルトガル語の形容詞「イングレス」が日本訛りしたもの。江戸時代にはオランダ語から派生した「エゲレス」も使われ、当て字の「英吉利」が出てきた。これが「英国」の略称の由来になっている。 - 川の名前は上流と下流で異なることがある。その代表例が、日本最長の信濃川。上流にあたる長野県では千曲川と呼ばれている。
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地理の授業でおなじみの帝国書院が、こんな番外編の面白い本を出していたとは。 記号の読み方、統計データの見方など、地図帳を楽しむコツが沢山紹介されている。この本を読み終わった後は、しばらく地図帳から手が離せなくなった。 飛び地、回廊のような狭歪な区角、イメージに反する緯度経度、分水...
地理の授業でおなじみの帝国書院が、こんな番外編の面白い本を出していたとは。 記号の読み方、統計データの見方など、地図帳を楽しむコツが沢山紹介されている。この本を読み終わった後は、しばらく地図帳から手が離せなくなった。 飛び地、回廊のような狭歪な区角、イメージに反する緯度経度、分水嶺、地図記号のあれこれなど・・・ 特に、河川の線形に関する解説が気に入った。山脈を貫いて流れる吉野川、太平洋にあと少しのところまで近づいてから遠ざかって大迂回する四万十川、海までたどり着かず内陸で終わる秋吉台の川など、日本にもこれだけ奇妙な地形が存在することを知った。
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今尾さんお得意の地図を使った雑学集ですが、この本は珍しいことに1:25,000地形図ではなく高校でつかう地図帳を使って話を展開してます。改めて読みながら地図帳を眺めていたのですが、やはり見ていて楽しいものです。書かれている内容自体は蘊蓄の範囲を超えるものではないですが、久しぶりに...
今尾さんお得意の地図を使った雑学集ですが、この本は珍しいことに1:25,000地形図ではなく高校でつかう地図帳を使って話を展開してます。改めて読みながら地図帳を眺めていたのですが、やはり見ていて楽しいものです。書かれている内容自体は蘊蓄の範囲を超えるものではないですが、久しぶりに地図の楽しさを思い出せたのが収穫でした。
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話題はそそる。 だが、文章がやや堅苦しく拙いこと。 また、決定的にマズイのが、文章と地図の繋がりが読みづらい。 編集者に一層の努力を期待。
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地図研究家の今尾恵介さんによる、地図帳の本。 帝国書院が中学校向けに出版している『中学校社会科地図』高等学校向けの『新詳高等地図』を中心に、地図でわかるさまざまな事実を紹介しています。 分水界、低地、高地等、地形に着目したり、都道府県界、旧国界、外国の国境や州境に着目した...
地図研究家の今尾恵介さんによる、地図帳の本。 帝国書院が中学校向けに出版している『中学校社会科地図』高等学校向けの『新詳高等地図』を中心に、地図でわかるさまざまな事実を紹介しています。 分水界、低地、高地等、地形に着目したり、都道府県界、旧国界、外国の国境や州境に着目したり、かなり詳細に書かれています。 新旧地図帳を比較する章では、古いものは、大正9年発行の地図も載せられていて、古い時代の地名、行政の境界等が現在のものとかなり変わっているところもあり、大変興味深かったです。 面積が世界最小の国、バチカン市国は東京ディズニーリゾートの面積より小さい、同縮尺の地図で比べると一目瞭然。 地図だから一目で判ることがたくさんあって面白かったです。 地理学に関して、色々な見方があるんだというのも気づかされました。
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今尾恵介氏と帝国書院がタッグを組むというのは無敵のコンビで、チョットずるい(笑)。仕上がりとして地理、地図の蘊蓄の宝庫。その種のオタクには必読に値するが、初級レベル。ちょうど続編も出版されたので好評だったのだろう。この手のテーマが多くの人に受け入れられるのは嬉しいことだ。
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とにかく内容が濃すぎます。雑学というよりは地理の勉強をやり直させられている気になりました。でも面白かったです。
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元々地図帳を眺めるのが好きなので、楽しく読めた。 地名のこととか、新旧地図帳比較などは一つの地図帳を見てるだけでは分かりにくいことも書かれており、写真もあってわかりやすい。
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帝国書院の地図帳をもとにして、深読みできるポイントが解説されている。カラーの地図が多数挿入されていて見ていて楽しい。
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