1,800円以上の注文で送料無料

小中学生のための初めて学ぶ著作権 新装改訂版 の商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/08/27

 素材として扱っているのは著作権だけれど、ただ単に著作権を知るだけでなく、民主主義、自由、権利について考えさせてくれる。  小中学生にもおすすめだけれど、きちんと自分と相手の違いを認めず、「思いやり」や「モラル」といった言葉で、本来非難できないはずの相手を非難する大人にこそ読んで...

 素材として扱っているのは著作権だけれど、ただ単に著作権を知るだけでなく、民主主義、自由、権利について考えさせてくれる。  小中学生にもおすすめだけれど、きちんと自分と相手の違いを認めず、「思いやり」や「モラル」といった言葉で、本来非難できないはずの相手を非難する大人にこそ読んでほしい。  きちんと契約をせずに、行政(法律)に頼ろうとしがちな問題点の指摘や、著作権の例外と業界の力関係の指摘なども、わかりやすく、興味深かった。  文章も読みやすい。  それでもまだ、自信を持って「著作権についてよ〜くわかった!」とは言えないけれど、基本的な考え方への理解は深まった気がする。

Posted byブクログ

2021/06/07

著作権の全体像を知りたくて読みました。 筆者の説明が面白く、肩を震わせて笑ってしまう所がいくつもあり、何度か「あれ、今私著作権の本読んでるんだよね」と表紙を見返しました。 ・業界ごとの政治力の違い ・日本人が契約を苦手とする背景 ・侵害されたときに訴えるか訴えないか など、興...

著作権の全体像を知りたくて読みました。 筆者の説明が面白く、肩を震わせて笑ってしまう所がいくつもあり、何度か「あれ、今私著作権の本読んでるんだよね」と表紙を見返しました。 ・業界ごとの政治力の違い ・日本人が契約を苦手とする背景 ・侵害されたときに訴えるか訴えないか など、興味深い内容をたくさん知ることができました。もう少しで読み終わるというp.271で「著作権の全体像」が登場し、それまで読んできたことが一望できてスッキリしました。その後、この表に法律上の言葉をあてはめて全体像を整理しました。 筆者のセンスの良さ、素敵さが伝わる本だったので、筆者の著書をもっと読みたいです。

Posted byブクログ