平成世相風俗史年表 の商品レビュー
気づいたら夢中になってページめくってました。どんどん「あの頃」が甦ってきます。「あの頃」の世相、風俗は「あの頃」の自分のまわりの出来事や自分自身の感情を思い出させます。平成世相風俗史は平成の自分史の再認識でした。「あの頃」誰とどこでなにをしていたか…なにを感じていたか…意外に遠く...
気づいたら夢中になってページめくってました。どんどん「あの頃」が甦ってきます。「あの頃」の世相、風俗は「あの頃」の自分のまわりの出来事や自分自身の感情を思い出させます。平成世相風俗史は平成の自分史の再認識でした。「あの頃」誰とどこでなにをしていたか…なにを感じていたか…意外に遠くて、でも生々しい胸キュンタイムカプセル。政治・経済・世界を小さく、世相・風俗を主役にした年表は、すごい発明かも。まるで海苔と寿司飯を反転させたカリフォルニアロールみたい。しかし世相とか風俗ってなんだろう?その時の空気みたいなもの?この本を読んでいる時の感覚は、小学生の頃、家にあった現代用語の基礎知識を訳もわからず読んでいた時のものでした。たぶん、その時は家や学校の外にある社会の空気を吸い込みたくて読んでいたのだと思いますが、本書では今、吸いたくても吸えない空気を求めていたのかも知れません。改めて30年分の空気を吸って見ると、なぜ今、時代がこうなんだろう、っていうことと同様に、なぜ今、自分がこうなんだろう、ってことがなんとなくわかったような気がしました。トピックス、映画、マンガ、スポーツ、出版、ファッション、流行語、TV、CM…それぞれの点が塊になって流れを見せてくれます。それにしても、その流れの中で最初はめちゃ存在感のあったコマーシャルの話題が激減していくのには、産業の変化を感じます。
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これまでの歴史年表ではほとんど無視されていた風俗を主役にした画期的な年表。2001年刊にから平成部分を抜き出し、新たに改元までを増補した決定版。(e-honより)
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