バームクーヘンでわたしは眠った の商品レビュー
やわらかであたたかで不思議なもともとさんワールドに誘われる一冊。 読んだかたが「眠くなる」と書かれていて、すごくよく分かる。 つまんないから眠いんじゃなくて、心地よいから眠くなるの。 音楽だったら、曲の終わりかけの、少しゆっくりになったオルゴールかな。 イラストを担当する安福望さ...
やわらかであたたかで不思議なもともとさんワールドに誘われる一冊。 読んだかたが「眠くなる」と書かれていて、すごくよく分かる。 つまんないから眠いんじゃなくて、心地よいから眠くなるの。 音楽だったら、曲の終わりかけの、少しゆっくりになったオルゴールかな。 イラストを担当する安福望さんももともとさんの文章と調和していて良い。 もともとさん、『短歌ください』にも投稿されていて、何回か採用されていた。 川柳も、短歌も、詩も紡がれるなんて、器用な方だ、と、思った。
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とても不思議で曖昧でやさしい詩集。よく分からないといったらそれまでだけど、わかりたいという感覚。すっと読めて絵も相まってねむくなる、よさがある。
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安福望さんのイラストがすごくかわいい。 文章自体はゆるーい感じ。私には少しゆるすぎるかな?寝る前に読むと眠くなりそうでよい。 川柳なのかなと思ったけど思ったより文字が多かった。 全部は読まなかった。
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穏やかな文章と不思議で惹かれる綺麗な挿絵で、読んでいたら良い感じに眠くなる本でした。 眠るのがまた難しくなってきてた日々なので、柳本さんがねむいねむい、ってなってるの良いなと、わたしも眠気をもらってた気がします。 御前田さんのときに教えていただいたラジオ深夜便、今でも時々聞いてい...
穏やかな文章と不思議で惹かれる綺麗な挿絵で、読んでいたら良い感じに眠くなる本でした。 眠るのがまた難しくなってきてた日々なので、柳本さんがねむいねむい、ってなってるの良いなと、わたしも眠気をもらってた気がします。 御前田さんのときに教えていただいたラジオ深夜便、今でも時々聞いています。 眠れなくなったときに何度も開きたい睡眠導入剤です。
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絵がいいなぁと思うときもあり、文がいいなぁと思うときもあり、ゆっくり目移りしてしまう本。寝る前や、休日何も予定のない午後など、眠りに近いときに読むのがよかった。 Web連載では2018年5月からの1年間だったのが、本では4月〜3月になっている。読んでいて違和感はなかった。なかった...
絵がいいなぁと思うときもあり、文がいいなぁと思うときもあり、ゆっくり目移りしてしまう本。寝る前や、休日何も予定のない午後など、眠りに近いときに読むのがよかった。 Web連載では2018年5月からの1年間だったのが、本では4月〜3月になっている。読んでいて違和感はなかった。なかったが、読後に5/1を振り返ったら令和が来ていてあれ、と思う。こっそりとねじれている。 タイトルのとおり、表紙のイラスト、あとがき前のページのイラストでは、バームクーヘンの中で動物たちが眠っている。しかし巻末の奥付のイラストでリスが眠っているのはもしかして、ドーナツの中ではなかろうか。ミスタードーナツのココナツチョコレートのように見える。ただ、このようなバームクーヘンもあるのかもしれないから断言はできない。バームクーヘンは好きだけど、特段詳しくはないのだった。
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もしかして柳本さんは男性やったんですか。 装丁と言葉たちがとても合っていてやわらかい 眠る前に少しずつ読んだりしました 孤独にはいろんな孤独があるけれど、さびしいは、さびしい というのが、とても、よく分かる
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ものすごく不思議な空間。 自由に書いていいよ。と言われても、知らないうちに自分ルールに縛られてしまう私にとっては、脱皮のヒントがここにある気がする、と思い。 また、「バームクーヘン」と「バウムクーヘン」は厳密には違うらしいとか考えながら、気づけば手に取っていた本。 もうなんだ...
ものすごく不思議な空間。 自由に書いていいよ。と言われても、知らないうちに自分ルールに縛られてしまう私にとっては、脱皮のヒントがここにある気がする、と思い。 また、「バームクーヘン」と「バウムクーヘン」は厳密には違うらしいとか考えながら、気づけば手に取っていた本。 もうなんだか知らない世界がありすぎて。 考えさせられたり、森の奥に誘ってそのまま放置されたような、急に突き放されたような気分に読んでてときどきなる。 でも突き放されても安心感は残る。それくらい温かな文章。 個人的によいと思った日記は、 「8/23 あなたの脳のきらきらにしたがって」と、「12/19 スナフキンの起こした風に木の葉散る」。 自分の前で一生懸命話しているあなたの脳はきっときらきらしてるんだ、という感覚は、すごくわかる。 相手が話の途中でつい笑ってしまったとき、なんだか楽しそう、と感じる気持ちに似てる。 そういう気持ちは、言葉が通じなくても伝わることがあるから、素敵だと思う。 「スナフキン」で、いいな、と思った言葉は、 『おとなになったらわくわくすることが減るのかとおもったら、むしろ、ふえてきた。わくわくって、生きるためのお駄賃みたいだ。わくわくが支払われて、生きていく。』。 ワクワクすることを「お駄賃」と表現してるところが、なんとも子供っぽくて、だけどなんだかしっくりきてしまうような、そんな素直さがある。だから、いい。 なんだか、感想を書いていて、楽しい気持ちになりました。 きっと、他の人から見たら、私の脳はきらきらしてるのかもしれません。
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