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国難来 の商品レビュー

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2020/07/19

後藤新平は都市計画の人と思って長らく生きてきたけど、外交や衛生でも活躍したのだと知り、本書に興味をもった次第。 第一次大戦直後に第二次大戦が起こることやそれには日本も今度はかかわることを予感していたのは興味深い。 また、政党政治において各政党が利権獲得株式会社化しているというの...

後藤新平は都市計画の人と思って長らく生きてきたけど、外交や衛生でも活躍したのだと知り、本書に興味をもった次第。 第一次大戦直後に第二次大戦が起こることやそれには日本も今度はかかわることを予感していたのは興味深い。 また、政党政治において各政党が利権獲得株式会社化しているというのも、いまに通じるし言い得て妙。(政策本位の政党政治にならないといけない、、、) そして、 1.人のお世話にならぬよう 1.人のお世話をするように 1.しかして報いを求めるよう というのもいいなと思った。 後藤の言うように専門バカには陥らずに、広い視野を持っていきたい。 技術移転にあっても、"思想に国境なし"なんてことはないこと、それゆえに現地化が重要なのだということ、心していきたい。 台湾を占領したときの「阿片令」(1896年)までは極端な例だとしても。こういうことをやれるバランス感覚が必要。 ※国難来、自体はまぁよかったのだけど、 後半に収録されている解説文(鈴木一策による)は、偏ってるし、冗長で蛇足で、ないほうが良かったと思ったが。。

Posted byブクログ