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計量経済学のための数学 の商品レビュー

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2022/04/04

エココメで必須となる最低限の数学について解説した本。行列を用いた統計学に初めて触れる人向け。 内容としては線形代数がメインだが、後半で確率論の話に入ってσ加法族、ボレル集合の話に入るため、最初に集合と写像についても触れている。 また、演習問題があり解答があるのも嬉しい。 ただ...

エココメで必須となる最低限の数学について解説した本。行列を用いた統計学に初めて触れる人向け。 内容としては線形代数がメインだが、後半で確率論の話に入ってσ加法族、ボレル集合の話に入るため、最初に集合と写像についても触れている。 また、演習問題があり解答があるのも嬉しい。 ただ、最初に述べられているとおり、トピック的にエコノメで使う線形代数に絞られており、射影行列へ繋げるための内容がメインとなるため、クラメールの公式などは触れてない。 また、エコノメでも出てくる分割行列の計算やクロネッカー積などは触れていない。 概念の説明については非常にクリアで数学が苦手な人にとっても読みやすく、統計学を使うけれど線形代数に触れたことがない人に是非読んで欲しい一冊。

Posted byブクログ