マイ・ストーリー の商品レビュー
米国在住の時感じたChangeの勢いの裏側で、ミシェルが本当に普通の人として感じていた事を知り、ちょっと感動した。 オバマの素晴らしさとミシェルが感じる世間一般男性と同じ平凡さ、世界最大のパワーを持ってしてもChange出来ない世の中とそれでもココそこに希望があると信じられる事へ...
米国在住の時感じたChangeの勢いの裏側で、ミシェルが本当に普通の人として感じていた事を知り、ちょっと感動した。 オバマの素晴らしさとミシェルが感じる世間一般男性と同じ平凡さ、世界最大のパワーを持ってしてもChange出来ない世の中とそれでもココそこに希望があると信じられる事への期待。
Posted by
第44代アメリカ大統領バラク・オバマ氏の妻、ミシェル・オバマのストーリー。 バラク・オバマ氏はとても真摯な人間であること、ミシェル・オバマ氏もファーストレディーとしてアメリカ国民の健康を守るために尽力したこと、アメリカ大統領の子供として世間から注目されることになった子供たちを心配...
第44代アメリカ大統領バラク・オバマ氏の妻、ミシェル・オバマのストーリー。 バラク・オバマ氏はとても真摯な人間であること、ミシェル・オバマ氏もファーストレディーとしてアメリカ国民の健康を守るために尽力したこと、アメリカ大統領の子供として世間から注目されることになった子供たちを心配していたことがよくわかる。ミシェルさんのストーリーを書くことは、大統領のストーリーを書くことになるため、悪いことは書けないと思う。そう思いつつも、やはり真摯な様子が伝わってきた。 ミシェル氏は、肌の色が黒く、女性であり、マイノリティの立場だ。それでも学問に励み、高学歴の大学に入学し、弁護士となり、ファーストレディーになった。その人生から学ぶべきことは多い。 ミシェル氏の父は、多発性硬化症をわずらったものの、まったく医者にかからなかった。だんだんと病気が悪くなっていく様子、それをただ見守るしかない家族の様子が印象的。なぜそこまでして医者にかからなかったのか。受診することで、悪くなる病状を聞くのが辛かったのだろうか。現状を知り共に生きることと、何も知らずに悪化する身体をもつこと。どちらがよいのだろうかと考えてしまった。 父の死と、若い友人の死から、人生は短い。無駄にしてはいけないと誓うミシェル氏。 バラク・オバマ氏との出会い、ファーストキスの様子は、素敵なラブストーリーでほっこりする。オバマ氏が、バリ島にこもって本を書いたり、ふとしたときに所得の不平等について考える姿が印象的。大統領になってから精力的に働く姿、ホワイトハウスでの暮らしも参考になった。 多様性を受け入れる社会を望んでいたのに、次の大統領はトランプ氏になってしまった。すごく残念な様子が窺える。でも、希望を捨てていない。次の世代が、より良くなることをずっと信じているのだ。
Posted by
大統領夫人という世界で数少ないこのポジションから見た、約半世紀の彼女の物語は実に興味深い。一般人となんら変わらないミシェルとオバマのロマンスの話も好きだ。彼らの人柄は人々を魅了する。 物語で語られたのは、輝きもがいた人生と黒人差別。タイムリーな話題であり、リアルな感情だったので...
大統領夫人という世界で数少ないこのポジションから見た、約半世紀の彼女の物語は実に興味深い。一般人となんら変わらないミシェルとオバマのロマンスの話も好きだ。彼らの人柄は人々を魅了する。 物語で語られたのは、輝きもがいた人生と黒人差別。タイムリーな話題であり、リアルな感情だったので心が揺さぶられる。賢く強い彼女の人生も差別と戦ってきた。人種も性別も国のしがらみも超えた平和な世の中がやってくる時代はくるのかな。
Posted by
少女時代のあたりは、ちょっと読むと眠くなり‥でしたが、そのあとはぐいぐいと読めました。 比類なき努力家であることはもちろん、オバマ大統領への信頼、愛情の揺るがなさに感服。そして娘たちの環境を整えることへの並々ならぬ配慮。さらにキャリアウーマンとして、悩みながらも突き進む姿。すごい...
少女時代のあたりは、ちょっと読むと眠くなり‥でしたが、そのあとはぐいぐいと読めました。 比類なき努力家であることはもちろん、オバマ大統領への信頼、愛情の揺るがなさに感服。そして娘たちの環境を整えることへの並々ならぬ配慮。さらにキャリアウーマンとして、悩みながらも突き進む姿。すごいの一言です。 私がミシェルの人物像について思うことは、「わきまえてる」。決して周りを振り回さない。自分のポジションを正確に捉えて、正確に行動する。でも、日本風にいうところの、三歩下がってとか、オバマ大統領の陰に隠れて、ではない。ファーストレディとして、自分の目標ははっきり掲げて、実行に移す。絶妙なポジショニング。ほんとにすごい人です。 元ファーストレディとしての、ミシェルにも、期待しています。
Posted by
女性で、黒人で、聡明で、意欲的。 それだけで、話に聞く耳すら持ってもらえず、怒れば感情的だと批判され、半分の権利を手に入れるために2倍の努力を必要とされ、失敗を過剰に評価され、敵意と畏怖を向けられる。 女性や黒人を代表しているという無意識の意識。 ミシェルの半生を紐解くと、アメリ...
女性で、黒人で、聡明で、意欲的。 それだけで、話に聞く耳すら持ってもらえず、怒れば感情的だと批判され、半分の権利を手に入れるために2倍の努力を必要とされ、失敗を過剰に評価され、敵意と畏怖を向けられる。 女性や黒人を代表しているという無意識の意識。 ミシェルの半生を紐解くと、アメリカでアフリカ系アメリカ人が大統領になったという歴史の重さがわかる。 人々のあきらめを希望に変えていく、大統領選の過程に胸が熱くなる。 私たちはまだ闘いの途中で、前に進み続けなければならない。
Posted by
半月くらいかけて読み終わった。 この人の持つパワーに圧倒される。 愛情深い両親に恵まれたとはいえ、裕福な家庭に育ったわけではない。 黒人で、女性であることがハンディキャップとなった(そして今でもまだ、そうなんだろうが)社会で、最高の学歴と仕事を手にしたのは、彼女のたゆまぬ努力に...
半月くらいかけて読み終わった。 この人の持つパワーに圧倒される。 愛情深い両親に恵まれたとはいえ、裕福な家庭に育ったわけではない。 黒人で、女性であることがハンディキャップとなった(そして今でもまだ、そうなんだろうが)社会で、最高の学歴と仕事を手にしたのは、彼女のたゆまぬ努力による。 子どもの時から負けん気が強く、時には痛々しいほど自分を鼓舞するように頑張ってきた。 幼稚園児の頃から、ピアノの練習で我が道を貫き通そうとしたエピソードが象徴的だ。 本書では不妊治療を受けたことも、率直に語られる。 二人の子どもを授かった後、仕事と子育ての嵐のような暮らしぶりも、また。 彼女の強さに敬服するとともに、正直、そこまで頑張らなくても…と思ってしまう。 夫が政界に進出し、大統領候補となっていく中で、夫妻の心が全く離れなかったのには驚く。 大統領選や大統領となってからの一挙手一投足が世間の目にさらされ、政敵に利用される、特異な立場についても、克明に描かれている。 自分の力でキャリアを切り開いてきたこの人にとって、「夫人」でしかない地位はさぞや居心地が悪かったことだろう――と思ったら、そこで終わらないところがミシェルさんだ。 世間の耳目を集めることで、自分が取り組むべき社会的課題にアプローチしていく。 頑固なほど自分を貫き通す少女時代から、なんとこの人は柔軟に自らを成長させたのだろう。 前向きに、人に対しては心を開いて、というこの人の姿勢に感銘を受ける。 オバマの時代がよかったのかは、まだ何とも言えない。 アメリカの中で理想を求める人たちがあれほどいる、と知らしめた大統領ではあった。 トランプ大統領となってから、私はアメリカ南部の公立高校を訪ねる機会があった。 落ち着いた学校だが、アフリカ系、アジア系の多い学校だ。 その受付には、任期が終わってもオバマ夫妻の写真が掲げられていた。 今も、彼ら夫妻はアメリカの理想を体現する存在のようだ。 けれど、その後の反動も激しい。 トランプになった途端、株価は急上昇。 景気がよくなったことで、新大統領を支持する声も根強く、トランプ氏はこのまま二期務めそうだ。 思えば、オバマ氏には、日本人も理想を見すぎてしまっていたのかもしれない。 本書には、ノーベル平和賞受賞につながった、核廃絶に向けての彼の動きについては全く書かれていない。 これはいったいなぜなのだろう? そして、ビンラディンを殺害した日のホワイトハウスの興奮を描く一節を読んで、複雑な思いがするのは、「平和ボケ」した日本人だからか?
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私にとってとても長い本でしたが、なんとか読み終え、本を読む自信がついた。 明快な文章で子供の頃からの記憶を書き出しており、ミシェル・オバマを身近に感じた。 感情的ではないものの実際の経験の記録は胸に迫るものがあった。 誤解を恐れず、自分の言葉で相手に伝え続けるということの大切さを、何度も釘を刺すかのように書かれている事が心に残った。 アメリカ近代社会史に触れることが出来、もっと深めたいと感じた。
Posted by
特別な人間に見える前大統領夫人の、普通の人々と変わらない部分を垣間見ることができるのが一番の面白みだが、その裏に凡人にはない強い信念や行動力が見られ、非常に興味深く一気に読み終えてしまった。今後の自分の人生を考える上で、ヒントとなるような考えが多くあった。ぜひ時間を見つけて再読し...
特別な人間に見える前大統領夫人の、普通の人々と変わらない部分を垣間見ることができるのが一番の面白みだが、その裏に凡人にはない強い信念や行動力が見られ、非常に興味深く一気に読み終えてしまった。今後の自分の人生を考える上で、ヒントとなるような考えが多くあった。ぜひ時間を見つけて再読したい(邦題の「マイストーリー」が、原題の「becoming」の要素が薄く、その点残念な感じがした)・ ・自らに規律を持つことの重要性(ホワイトハウスへの引っ越し費用等) ・教育方針(子供に対して付かず離れずがベスト?) ・自分の信念に基づきキャリアを形成すること ・父母の家事のバランス ・自分の肩書・地位とその活かし方 ・子供への配慮の重要性(大統領家族でさえ、子供の教育を引っ越しで大いに配慮する) ・黒人であることの意味 ・常に希望を持つこと
Posted by
BECOMING ME(記憶にある子どもの頃から、大学を卒業し弁護士事務所に就職しバラクと出会うまで) BECOMING US(親友や父の死、結婚、転職とそれぞれの仕事、娘たちを産み育てる、選挙活動) BECOMING MORE(ファーストレディ、ホワイトハウスでの生活、社交や家...
BECOMING ME(記憶にある子どもの頃から、大学を卒業し弁護士事務所に就職しバラクと出会うまで) BECOMING US(親友や父の死、結婚、転職とそれぞれの仕事、娘たちを産み育てる、選挙活動) BECOMING MORE(ファーストレディ、ホワイトハウスでの生活、社交や家族や支援活動) 任期満了、解放。 時代を経て、アメリカの社会や教育や人々の考え方がつくってきた良いところ、知性の典型のようだと思いました。そうやって大統領ファミリーが育まれるなんて、アメリカすごいって。
Posted by
どんな人にも勇気を与えてくれる一冊だと感じました。 アメリカ初の黒人大統領バラク・オバマの妻ミシェル・オバマの自伝です。 アメリカ人の中で黒人で女性というマイノリティに属する人の困難とチャレンジが描かれており、ファーストレディになるまでのキャリアも興味深かったです。 一人の女...
どんな人にも勇気を与えてくれる一冊だと感じました。 アメリカ初の黒人大統領バラク・オバマの妻ミシェル・オバマの自伝です。 アメリカ人の中で黒人で女性というマイノリティに属する人の困難とチャレンジが描かれており、ファーストレディになるまでのキャリアも興味深かったです。 一人の女性としての悩みや家族との付き合い方またファーストレディとしての苦悩が等身大で書かれており、親しみを持感じました。 この本は、自分は何をするために生まれてきたのか・何をしたいかを深く考えるきっかけになりました。 キャリアに悩んでいる方・自分が何をしたいのかわからない方の一助になる一冊です。
Posted by