「哲学用語」事典 の商品レビュー

小川仁志(著者)

2024/01/17

前段のタイトルや目的は置いておいて、全体通しての哲学用語を頭に入れたくて図書館で借りて読了。用語の説明はシンプルすぎてむしろ難解な項目も多々あったけれど、現代に通ずる哲学のさわりに触れた感じ。特に最近話題のAIや環境問題、ポピュリズム的な動きの元になっている思想は何なのか、というものが一望できたのは良かった。哲学というとどうしても西洋哲学のヘーゲルあたりでいつも力尽きてしまうのだが、その先にサクッと飛べた感じ。この本をハブとして他の哲学書も読んでみたい。