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君の想い出をください、と天使は言った の商品レビュー

3.8

17件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  5. 1つ

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2025/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

事前情報をあまり入れないで読見ました。 なので最初はファンタジーかなと思いながら、悪魔の正体を色々と想像し読んでいました。 例えば双子の妹が夕夏のことを幸せに導くために男性の見た目で夕夏の前に現れた。など。 ですが、悪魔の正体がわかってからの展開は涙無しには読めませんでした。 夕夏が記憶を取り戻せるように周りの人がひっそりと手を回していたこと。人の温かさに触れられる素敵な物語でした。 また、作中ずっと悪魔としていたのに、なぜタイトルでは天使なんだろうと思っていましたが、読み終わって納得できました。

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2024/12/14

今まで読んだ本の中で上位ランキングに入るくらいストーリー性が好き。 ストーリー展開やばい!最後の方ドキドキして読めた、なんだか自分まで恋をしてしまったかのような感覚になりました。感動ハッピーエンドです。

Posted byブクログ

2024/10/27

急性の脳腫瘍で入院している傍らで、「君の命を助ける。その代わりに、君の最も大切なものを一つ奪う」と悪魔と名乗る青年に言われる夕夏。 悪性だった腫瘍が良性に転じて命が助かるが、2年間の記憶がなくなってしまう。 ゆめさんお得意のインパクトの強い始まり。 不思議な青年は本当に悪魔なのか...

急性の脳腫瘍で入院している傍らで、「君の命を助ける。その代わりに、君の最も大切なものを一つ奪う」と悪魔と名乗る青年に言われる夕夏。 悪性だった腫瘍が良性に転じて命が助かるが、2年間の記憶がなくなってしまう。 ゆめさんお得意のインパクトの強い始まり。 不思議な青年は本当に悪魔なのか、本当に記憶と命を取引したのか、謎めいた話にぐいぐい引き込まれる。 2年間の記憶をなくしたことで、生活や仕事にマイナスになったことも確かだが、立場が変わることで今まで見えなかったことが見えてきて、自分と向き合い、家族や過去と向き合うことになる。 いろんなことが交錯して重なっているような物語で、後半一つ一つ謎が解けていく。 ただ、すべての謎が細かく説明されていくところが、私としては逆に興醒めかなと。 最後の家族のシーンもそこまでやるか、いらないんじゃないと思ってしまった。 読み手の想像で楽しむところを残していても良かったかな。 タイトルと表紙の絵からどうしても漫画ちっくに感じてしまってそこも残念。 でも面白かったので、星4。

Posted byブクログ

2023/12/18

急性の脳腫瘍で倒れた夕夏。目覚めると二年間の記憶を失っていた。 2年間の記憶を失った夕夏が元の職場に復帰してからの話、一卵性双生児の妹星羅の話、謎の悪魔水上の話と3つの話が平行して進む。 それぞれ進展があって面白い。

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2023/11/21

SF混じりの恋愛ライトノベルかと思ったら、思いのほか真っ直ぐで、謎解き要素もあるヒューマンドラマだった。タイトルで損してる気がする。すごく良い物語。

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2023/05/25

オカルトかと思ったら真っ当な物語だった  それほど無理のない設定でかなり楽しめた。サクッと読める簡単でわかりやすい文書にスピーディな展開でお昼休み一気読み。そっか、家族もか。伏線に全く気づかず、ハッピーエンドまで楽しめたよ。

Posted byブクログ

2023/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヒロインの夕夏が復職後、直近2年間の記憶を失っているために職場で味わう辛さが身につまされる。自分の頭では仕事を教わっている新人のつもりなのに、実際の職場ではすでに後輩の指導役というのはきついだろう。何より、おそらく必死で勉強して得た資格も、学んだ内容をすっかり忘れているのだから覚え直さなければならないわけで。2年分の経験がチャラというのはなかなか恐ろしいことだ。 そして2年間に得た人間関係もチャラ。その間に大切な人と出会っていたなら、相手の絶望感はどれほどだろう。それをふまえた本作はいろいろと考えさせてくれた。 記憶喪失ものは、ためにする感が強くて嫌いなのだが、これはこれ自体がテーマになっていて納得。 そもそもファンタジー設定だと思っていた導入部分だけを読んだときは、「悪魔との取引」について自分だったら、と考えたりもして。

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2022/12/03

題名が今風で、ちょっと、、、と思ってましたが、凄く良かった~!中々の感動恋愛ミステリーでした。最初は他の辻堂ゆめの作品みたいなSFファンタジーなのかなぁと読み進める中で、徐々に謎が明かされて行きますが、最初の何気ない日常会話がヒントになっているとは全く気付かず、気付いた時にホッ~...

題名が今風で、ちょっと、、、と思ってましたが、凄く良かった~!中々の感動恋愛ミステリーでした。最初は他の辻堂ゆめの作品みたいなSFファンタジーなのかなぁと読み進める中で、徐々に謎が明かされて行きますが、最初の何気ない日常会話がヒントになっているとは全く気付かず、気付いた時にホッ~~!と関心させられました。緻密に計算された展開にあっぱれ(^^♪

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2022/09/27

やはりこの作家の発想はすごい 思いもよらない展開に驚かされた あっという間に読み終えてしまった この作品の題名、天使は誰か ちょっと考える

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2022/08/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

急性の脳腫瘍で入院している夕夏は、医師の態度から最悪の結果を察し、絶望していた。 その夜、目の前に男が現れて言う、「君の命を助ける代わりに、大切な物を奪う」と。目が覚めると夕夏は、ここ2年間の記憶を失っていた……。 不運ではありながら、優しく幸せでドラマチックな恋愛小説。 2年間の記憶がない夕夏は、任されていた仕事も思い出せず、最近の人間関係もリセットされてしまっており、最初は戸惑いながら手探りで何とかしようとするのですが、記憶を消した男や、疎遠だった家族、職場の仲間と交流を深めるうちに徐々に立ち直っていきます。 恋愛・親愛・家族愛と、様々な愛に溢れたラストシーンは素敵でした。 また、”彼”の行動・言動のひとつひとつに隠された、愛情や恐怖、祈りを考えると、一途な気持ちにぐっときます。

Posted byブクログ