わたしも、昔は子どもでした。 の商品レビュー
17人の著名人の子ども時代の話ですが、共通しているのは、現在は平和に関する活動、または政治的圧力に左右されないという意志のもとに各分野活動されている方々で、そのもとになる考えの礎となったのは、子ども時代であり、その時代に何らかの形で培われたものであったと振り返っていることです。 ...
17人の著名人の子ども時代の話ですが、共通しているのは、現在は平和に関する活動、または政治的圧力に左右されないという意志のもとに各分野活動されている方々で、そのもとになる考えの礎となったのは、子ども時代であり、その時代に何らかの形で培われたものであったと振り返っていることです。 子ども時代、周囲にどんな大人がいたか、ということはその後の子どもの進路に大きな影響を与えるのだ、と強く感じました。 特別に何かを教えられなくても、大人のふるまい、背中をみて、子どもはやはり何らかのメッセージを受け取っていたのです。 小さくても、その時は気づかなくても、大きくなってみて、今の自分がいるのは、あの時、こういった大人たちが周りにいたからなのだ、と気づくことがあるのですね。 子ども時代に周囲を見て色々なメッセージを受け取った子どもたちですが、当の大人はそれを特別なこととしてとらえていなかったように見えるところもありました。 でも、皆、大らかに子どもを受け止め、少なくともがんじがらめにすることなく、子どもに余裕をもって接しているようです。そして、大人の生き方には1本まっすぐ芯が通っている。 自分はもう大人、子どもたち(自分の身内じゃなくても)にどのようなメッセージを与えているのかな…と、ちょっと心配になりつつ、これからの自分の在り方を考えてしまいました。
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