ネコもよう図鑑 の商品レビュー
ニャンとびっくり、めくるめくネコの模様の世界へ。 私も小学生の時にネコを飼っていまして、ずっとキジトラだとばっかり思い込んでいましたが本書を読んだ後に写真を見返してみると、なんとどうやらキジ二毛であっただろうことが判明。チャコちゃん、あなたは「Oo遺伝子」を持っていたのね。そし...
ニャンとびっくり、めくるめくネコの模様の世界へ。 私も小学生の時にネコを飼っていまして、ずっとキジトラだとばっかり思い込んでいましたが本書を読んだ後に写真を見返してみると、なんとどうやらキジ二毛であっただろうことが判明。チャコちゃん、あなたは「Oo遺伝子」を持っていたのね。そしてあなたのキジ模様の毛の事を「アグチ毛」と呼ぶのですね。アグチの由来は中南米に生息する齧歯類「アグーチ」といういきものから。20年越しに初めて知る・気付く事がたくさん。 そして、読んだ後は街中で見かけるネコの模様にいっそう着目するようになる事うけあい。あ!今横切ったあの白いやつ、お腹らへんに黒い毛がチラ見したから実は「ww遺伝子」と「SS遺伝子」を持ってるんだね!…と、ネコを見る目がアップデートされた感じがします。楽しい! 中学校でメンデルの法則を初めて学ぶのにも、シワのあるエンドウ豆で説明されても興味が湧きにくい(失礼)かもしれないけどネコの模様を例にとったら楽しく学べるのではないだろうか。 8刷 2023.10.29
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ネコの毛色や柄をその遺伝子の組み合わせ法則で解説する。 第一部 入門編 ネコの毛色と模様が決まるしくみ 第二部 写真集編 いろいろな模様のネコたち 第三部 基礎知識編 ネコと遺伝をもっと知りたい 附録 ネコの遺伝子当てクイズ 問題1~4 問題の解答と解説 参考文献、写真クレジット...
ネコの毛色や柄をその遺伝子の組み合わせ法則で解説する。 第一部 入門編 ネコの毛色と模様が決まるしくみ 第二部 写真集編 いろいろな模様のネコたち 第三部 基礎知識編 ネコと遺伝をもっと知りたい 附録 ネコの遺伝子当てクイズ 問題1~4 問題の解答と解説 参考文献、写真クレジット有り。 ネコの毛色や柄は遺伝子によって分かることを詳細に解説。 それぞれの遺伝子の働き方で、毛色や模様が決まる。 ネコの毛色の基本は4種類。アグチ毛は初めて知りました。 ネコの模様は11パターン。 毛や尾の長さも当然ながら遺伝子で決まります。 外国由来のネコも少ないながら紹介されています。 遺伝子組み合わせ判定のフローチャートが良かったけれど、 ネコの写真に付されている遺伝子は、まるで暗号の如し。 分かり易そうで、難しいけど、謎解きみたいで楽しい。 と、真面目な遺伝子の内容ですが、ネコの写真がもう、 可愛くて・・・遺伝子の話がまともに頭に入ってこないレベルです。 で、二毛と三毛はメスしかいない・・・と? 希少に生まれるオスの三毛についての説明も、欲しかったなぁ。
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<目次> 第1章 入門編 ネコの毛色と模様が決まるしくみ 第2章 写真集編 いろいろな模様のネコたち 第3章 基礎知識編 ネコと遺伝をもっと知りたい 付録 ネコの遺伝子当てクイズ <内容> 元高校生物教師、博物館の嘱託で生き物のはく製を作っていた人の、ネコの毛色と...
<目次> 第1章 入門編 ネコの毛色と模様が決まるしくみ 第2章 写真集編 いろいろな模様のネコたち 第3章 基礎知識編 ネコと遺伝をもっと知りたい 付録 ネコの遺伝子当てクイズ <内容> 元高校生物教師、博物館の嘱託で生き物のはく製を作っていた人の、ネコの毛色と遺伝子の関係を写真でわかりやすくまとめたもの。これでメンデルの法則を理解させるのだからすばらしい(もともと高校時代の教材かららしい)。エンドウ豆よりもネコの毛色の方が、生徒への受けも理解をいいだろうね…
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一見するとただのネコの写真集かと思いきや、猫の模様に関する遺伝子の本(!)。 猫の模様は比較的少数の遺伝子で決められているということで、実際の猫の写真とともに、推定される遺伝子を紹介している。基本的なメンデル遺伝のほかに、不完全優性(いまは不完全顕性?)とか伴性遺伝の様式に従うも...
一見するとただのネコの写真集かと思いきや、猫の模様に関する遺伝子の本(!)。 猫の模様は比較的少数の遺伝子で決められているということで、実際の猫の写真とともに、推定される遺伝子を紹介している。基本的なメンデル遺伝のほかに、不完全優性(いまは不完全顕性?)とか伴性遺伝の様式に従うものもあって面白い。受験勉強を思い出すなあ。 もはや高校生物の遺伝の授業はネコを題材にすればいいんじゃないの?とか思う。 元高校の先生が執筆しているというのも面白い。
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猫の毛色は遺伝子によって模様や色味が決まり、その仕組みの解説本。毛自体は3種類しかなく、その組み合わせでサバトラ・茶トラ・三毛・黒猫・白猫等分かれるという。後半は遺伝子の話が少し専門的だが、写真やイラストで何とか理解できた。
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猫の模様の種類を遺伝子の配列で知ることができます。遺伝子の配列ということで、若干学術的です。一番多い模様としてはキジブチなどの情報もあるので、これから飼う方も今飼ってる方も、猫の豆知識が増えて、より一層ネコを好きになると思います。
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表紙からは想像出来ないくらい、結構本格的な内容。 ネコが可愛いだけの図鑑のつもりで借りたけど、とんでもない。 遺伝に関する入門書的な位置づけと言っても良いと思います。
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昔から,1匹のお母さん猫から,色々な柄の子猫が生まれるのを不思議だと思っていました。 個人的には茶トラ柄が一番好きで,一体,猫ちゃんの毛色はどのように決まるのだろうと思い,本書を手に取ってみました。 野良猫で一番よく見るキジトラが,アグチ毛というのは初めて知りました。 具体...
昔から,1匹のお母さん猫から,色々な柄の子猫が生まれるのを不思議だと思っていました。 個人的には茶トラ柄が一番好きで,一体,猫ちゃんの毛色はどのように決まるのだろうと思い,本書を手に取ってみました。 野良猫で一番よく見るキジトラが,アグチ毛というのは初めて知りました。 具体的な遺伝の話はなかなか複雑ですが,それはさておき,かわいい猫ちゃんの写真を眺めているだけでも,癒されました。
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猫の模様を決定している遺伝子について解説する。 一言で模様と言っても、例えば毛の色(白、黒、茶、黒茶)を決める遺伝子だけで3つもあってそれぞれ強弱が違い、いくつかの条件の組み合わせにより if then else の条件分岐の下に決まると。 これは高校時代にメンデルから聞いた...
猫の模様を決定している遺伝子について解説する。 一言で模様と言っても、例えば毛の色(白、黒、茶、黒茶)を決める遺伝子だけで3つもあってそれぞれ強弱が違い、いくつかの条件の組み合わせにより if then else の条件分岐の下に決まると。 これは高校時代にメンデルから聞いた話とはだいぶ違うわ~。 でも考えてみたら生物のある形質が2種類しかないことなんてむしろ少ないし、そりゃそうだよな。今までなんでこんなことも知らなかったのか不思議なくらいだ。 思ったよりは複雑だけどとんでもなく複雑ってほどでもないので、論理的に現象を理解、推測でき、知的好奇心を刺激してくれる感じがとてもいいと思う。 猫もかわいいしね。
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※このレビューにはネタバレを含みます
写真を載せているだけでなく 猫の毛に、白・黒・茶のほかにアグチ毛という中間が茶で根本と先端が黒という毛があることと、遺伝子に毛の色に加え、毛の色の配分(全体かブチか縞かなど)と毛の長さを規定するものがあることが解説されていて、その組み合わせで発現する模様の猫の写真を載せている。 巻末に、この雄雌の毛色の組み合わせでどういう子猫が生まれるかを考える問題がある。
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