1,800円以上の注文で送料無料

ロボ・サピエンス前史(上) の商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

超長期耐用型ロボット・タイムノート(時間航行士)のお話し。星間旅行、放射能汚染物質の管理など、人間のライフ・サイクルの中では納まらないミッションの合間に、孤独な金持ち老人の思い出の謎に迫る話、ラスコーの壁画から現代までを一気に時間旅行するエピソードや各地の様々なニーズにこたえるアンドロイドの話がアンソロジーのように集められている。 「AIがヒトを超えた未来」という煽りが目に付いたのだが、それぞれのお話しは意外と古典的で、どれもどこかでみたようなストーリーばかりだ。 むしろこの作品の特徴はシンプルな線、デザイン的な画面構成の中に滲みでてくる独特な浮遊感である。一つ一つのコマは明快に描き切ってあるのに、明快さの連続の中からぞっとするような時間・空間感覚が表れている。 キャラクターが何人か登場しているが、これらが下巻でどう絡まっていくのか/いかないのか。

Posted byブクログ

2020/06/20

上下巻、読了。 漫画ではありますが、絵本に近い感じ。 描き込みは少ないけれどアート感のある絵柄、寓話的なストーリー。 星新一や手塚治虫・火の鳥のようなテイストがあります。

Posted byブクログ

2020/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 ロボットが、ヒトと同じように街中を歩く未来。流れゆく時は、ヒトに、ロボットに、どのような変化をもたらすのか。ロボットの捜索を職とするサルベージ屋、誰の所有物でもない「自由ロボット」、半永久的な耐用年数を持つ「時間航行者」……。さまざまな視点で描かれる未来の世界像は、1つの終着点へと収束していく。この世界の行く末を丁寧に夢想した、ロマンティック・フューチャー。

Posted byブクログ

2020/03/11

シンプルな絵とシュールな背景、未来に迷い込んだようです。ロボットが主人公でとても静か。未来は本当にこんな感じかも。放射能処理施設を守るロボット、外の世界はどうなってるのか、人間はどうなってるのか考えると少しゾクリとします。

Posted byブクログ

2020/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 未来SFになってもシマトラさんの作風はそのまま。ロボットが優秀なのはいいのだけど、人類として読んでいると、人類の立場がどんどん薄くなっていくのが寂しい。擬音がほぼないしセリフも少なくて、読んでいて静かな気持ちになる。

Posted byブクログ

2020/02/13

このマンガがすごい2020オトコ編第2位。ロボットとの結婚も可能になった未来。この手の世界観はおじさんなので星新一さんの方が好きかも。

Posted byブクログ

2020/01/09

島田虎之介の「ラストワルツ」は、自分の中では、あらゆる漫画の中でもベストのうちの一つ。一見、バラバラの物語を収束させて、時間や、世界などの大きなものを感じさせる力量は秀逸と思っている。 その島虎の新作。 今回作も、時間が主役。 しかし、ちょっと個々の話が(彼にしては)普通かなと思...

島田虎之介の「ラストワルツ」は、自分の中では、あらゆる漫画の中でもベストのうちの一つ。一見、バラバラの物語を収束させて、時間や、世界などの大きなものを感じさせる力量は秀逸と思っている。 その島虎の新作。 今回作も、時間が主役。 しかし、ちょっと個々の話が(彼にしては)普通かなと思う。

Posted byブクログ