御身 の商品レビュー
女性賛歌の趣
昭和36・37年に発表された作品のようであるから、物語の背景や人物の設定などが前時代的に感じるのは当然であろう。現代であれば、さしづめ「援助交際」や「パパ活」といった陳腐で通俗的な物語なのかもしれないが、本書では、自らの貞操観念や女としての性(さが)に抗いきれず大きく振幅する主人...
昭和36・37年に発表された作品のようであるから、物語の背景や人物の設定などが前時代的に感じるのは当然であろう。現代であれば、さしづめ「援助交際」や「パパ活」といった陳腐で通俗的な物語なのかもしれないが、本書では、自らの貞操観念や女としての性(さが)に抗いきれず大きく振幅する主人公の心理が巧緻に描写されており、その感情や心理は存外、時代を超えた普遍性を有しているのではないか。また、当時の右肩上がりの社会経済を反映するかのように、全編を通して暗さはなく、むしろ明るく力強く前向きに生き抜こうとする女性、人間への賛歌の趣がある。
fugyogyo
描かれている時代がかなり昔だから、言葉遣いとかものの値段とか「普通」とか「常識」とされていることが今とかなり違って、単純にそこは面白かった。 まァ、大変ね。こんなことに…でも結局は、、。
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2021.02.02. 読み始めてみた。 なんか古臭い感じなんだわなー。主人公の女性の言葉遣いとか弟の借金の為に体売るとか。 読んでてこの女きもちわる!とか思っちゃう。 でも、評価は抜群にいいんだけど、どうして? ちょっと読むのやめてみる。今後続きを読むかはんんんんん。。。。。。...
2021.02.02. 読み始めてみた。 なんか古臭い感じなんだわなー。主人公の女性の言葉遣いとか弟の借金の為に体売るとか。 読んでてこの女きもちわる!とか思っちゃう。 でも、評価は抜群にいいんだけど、どうして? ちょっと読むのやめてみる。今後続きを読むかはんんんんん。。。。。。 2021.07.08 やっぱり読まずにブックオフへ〜
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今まで1番好きな作家は?と聞かれたら迷わず「獅子文六」と答えていたが、これはあやしくなってきた!長谷川がタイプの男過ぎて読んでいて辛かった。こんな素敵な大人の恋愛はじめて。最高としか言いようがない。他の人に勧めるのが惜しいほどきゅんきゅんする最高の作品だった。間違いなく、今まで読...
今まで1番好きな作家は?と聞かれたら迷わず「獅子文六」と答えていたが、これはあやしくなってきた!長谷川がタイプの男過ぎて読んでいて辛かった。こんな素敵な大人の恋愛はじめて。最高としか言いようがない。他の人に勧めるのが惜しいほどきゅんきゅんする最高の作品だった。間違いなく、今まで読んだ恋愛小説の中で1番好き。読み終わったあとは、皆長谷川に恋してるにちがいない。恵文社での素敵な出会いに感謝。
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