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地形と水脈で読み解く!新しい日本史 の商品レビュー

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2021/11/14

どうしてそこに都が築かれたのか。 神武天皇の東征から始まり家康の江戸の整備まで、水に影響され整備し利用してきた観点から日本史を読み解く。 奈良盆地は湖だったのは知らなかった。 蘇我氏は後進ながらも奈良湖の縮小により農地を広げ力をつけてきた。 江戸時代、東北の米を運ぶための航路開拓...

どうしてそこに都が築かれたのか。 神武天皇の東征から始まり家康の江戸の整備まで、水に影響され整備し利用してきた観点から日本史を読み解く。 奈良盆地は湖だったのは知らなかった。 蘇我氏は後進ながらも奈良湖の縮小により農地を広げ力をつけてきた。 江戸時代、東北の米を運ぶための航路開拓と塩飽水夫の活躍など、非常に面白く読んだ。

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2020/07/11

著者は、これまで地形、気象、交流軸という視点で眺めた歴史に関する著書を多数発表していますが、今回は「水」という新たな視点を加え、太古から近現代、将来にわたって、新たな日本史を語っています。 日本の国土は長大で、水路によるつながりによって、言語、文化に一定の共通性を持ち一つの文化圏...

著者は、これまで地形、気象、交流軸という視点で眺めた歴史に関する著書を多数発表していますが、今回は「水」という新たな視点を加え、太古から近現代、将来にわたって、新たな日本史を語っています。 日本の国土は長大で、水路によるつながりによって、言語、文化に一定の共通性を持ち一つの文化圏を形成してきました。また、世界でも有数の「きれいな水」に恵まれ、古代からその恩恵に浴してきました。そして、水を大切な資源として認識される現代にあって、その優位性についても説いています。水害が各地で起こっている昨今ですが、日本人がこれまで、どのように水を活かし生活をしてきたか、そして、今後どのように水と付き合うべきか、著者独自の視点による見解は非常に重要です。 <目次> 第1章 日本文明の萌芽と地形―旧石器時代と縄文時代 第2章 日本国のあけぼのと水脈―弥生時代から奈良時代 第3章 水上ネットワークの時代―平安・鎌倉時代 第4章 戦国乱世を終焉に導いた、信長、秀吉の地政学 第5章 水上ネットワークの完成―江戸時代 終章 水と共に歩む日本の未来 あとがきにかえて―21世紀は水の時代

Posted byブクログ

2019/08/26

 日本史を、地形と水脈(いわゆる下部構造)から見た本書。  特に、奈良盆地に池があったとは初見であったし、驚いた。  まさか奈良に巨椋池(京都)みたいな存在があったとは。  京都(平安京)に都が置かれた理由はなんとなしに理解していたが、奈良については死角になっていた。  ...

 日本史を、地形と水脈(いわゆる下部構造)から見た本書。  特に、奈良盆地に池があったとは初見であったし、驚いた。  まさか奈良に巨椋池(京都)みたいな存在があったとは。  京都(平安京)に都が置かれた理由はなんとなしに理解していたが、奈良については死角になっていた。  やはり、初見のある本は面白い。  

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