1,800円以上の注文で送料無料

言い訳 の商品レビュー

4.1

176件のお客様レビュー

  1. 5つ

    59

  2. 4つ

    66

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/09/09

ナイツの塙氏の著書です。 夏の甲子園野球大会に日本中が関心を寄せる のと同様に「M-1グランプリ」への関西人の 関心度は、関東人の想像を超えているらしい です。 そんな「M-1グランプリ」では関東芸人は3 組しか優勝できていないです。 なぜか。 元々がM-1とは吉本興行が...

ナイツの塙氏の著書です。 夏の甲子園野球大会に日本中が関心を寄せる のと同様に「M-1グランプリ」への関西人の 関心度は、関東人の想像を超えているらしい です。 そんな「M-1グランプリ」では関東芸人は3 組しか優勝できていないです。 なぜか。 元々がM-1とは吉本興行が始めた企画である ので、吉本に所属していない関東芸人が勝つ のは難しいのは理解できます。 そして最大の違いは、関西のしゃべくり漫才 には東京言葉では対抗できない、と著者は 結論づけます。 とは言っても実際に勝った芸人は存在するわ けなのだから、彼らは何が秀でていたのでし ょうか。 「芸の世界」で括っては申し訳ないくらい、 漫才は常に進化しているのかということを 実感できる一冊です。

Posted byブクログ

2021/08/26

フィールド(何が求められているか)の分析と自己(何ができるか、何が武器か)分析の重要性、および期待を裏切りにいくことのリスクとリターンの大きさを学んだ。

Posted byブクログ

2021/06/12

一気に2時間程度で読了。面白かった。笑いが生まれるメカニズムは実に繊細で微妙、時に偶然なものであることがよくわかった。

Posted byブクログ

2021/06/09

私はM-1は殆ど見ていない。 M-1は、というよりお笑い番組で欠かさず見ているのは"笑点"だけ。 あとは、たまたま好きな漫才師(ナイツ、爆笑問題、中川家、パンクブーブー)が何かネタをやるタイミングでTVをつけていたときに見るくらい。 M-1は吉本が企画した「...

私はM-1は殆ど見ていない。 M-1は、というよりお笑い番組で欠かさず見ているのは"笑点"だけ。 あとは、たまたま好きな漫才師(ナイツ、爆笑問題、中川家、パンクブーブー)が何かネタをやるタイミングでTVをつけていたときに見るくらい。 M-1は吉本が企画した「吉本流」の大会、ナニワのしゃべくり漫才こそが漫才で、関東言葉の話芸とは似て非なるものという考えが根底にあるらしい。 2007年優勝のサンドウィッチマン以降は全て優勝者が吉本所属で、M-1でいい点を取るための漫才ネタになってるのかも知れない。 4分ほどで終わるネタばかりだし、優勝者の漫才が特に面白いと感じなくなってきちゃってるんですよね。 とは言え、M-1で勝ち上がってきた芸人たちについて塙さんが鋭く分析されていて、今後芸人を見る目が少し変わりそうです。 多くの読者が知っている共通の舞台であるM-1をいじることで、具体的に分かり易く伝える塙さん感覚の現代の漫才論でした。

Posted byブクログ

2021/06/09

面白すぎる お笑いを論理的に評価する文書は初めて読みましたが、深いですね。 サンドが大好きな私としてはたびたび登場したので嬉しかったです。

Posted byブクログ

2021/06/04

当たり前のことながら、漫才師というのは、ここまで漫才について深く追求しているのか、と感心させられます。 語りをベースに作られた本なので、非常に読みやすいです。 これを読むと、きっと漫才を見る目が変わることでしょう。

Posted byブクログ

2021/05/31

言い訳とは言えども、深い分析です。 売れている芸人は、やはりよく考えていますね。 クラスの人気者だけでは芸人にはなれないことがよくわかる。 四千頭身が売れる予言をしているのがすごい。

Posted byブクログ

2021/05/31

なんか最後は感動した。塙さんのゴールを見た気がした。芸人にはなれないし、なりたくないけど、だからこそ本当に尊敬する。今年もM-1が楽しみだ。

Posted byブクログ

2021/05/18

言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか 著:塙 宣之 「ヤホー漫才」で時代を風靡した、浅草を拠点とする漫才コンビナイツのボケである著者。 Mー1に出場した著者は、2018年出場者ではなく、審査員としてその場へ帰ってきた。出場者と審査員。表と裏。酸いも甘いも知り尽くしたM...

言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか 著:塙 宣之 「ヤホー漫才」で時代を風靡した、浅草を拠点とする漫才コンビナイツのボケである著者。 Mー1に出場した著者は、2018年出場者ではなく、審査員としてその場へ帰ってきた。出場者と審査員。表と裏。酸いも甘いも知り尽くしたMー1大好きなお笑いモンスターによる壮大な言い訳。 言い訳。もっと言えば、負け惜しみ。青春時代、恋焦がれたMー1に振られた男が腹いせに本を書いている。 構成は以下の6章から成っている。 ①「王国」大阪は漫才界のブラジル ②「技術」M-1は100メートルは走る ③「自分」ヤホー漫才誕生秘話 ④「逆襲」不可能を可能にした非関西系 ⑤「挑戦」吉本流の道場破り ⑥「革命」南キャンは子守唄、オードリーはジャズ M-1は多くのスターを生み出している。そしてその裏にたくさんの敗者が存在している。おかしなことにその敗者の中でもチャンピオンよりも息長く、芸能界で活躍しているコンビもある。 そして著者は、優勝こそしていないものの、M-1における勝ち組である。M-1で優勝し審査員になっているのは、サンド・中川家。共通点は優勝者。優勝者だからこそわかる視点と優勝者じゃないからこそわからない視点。 誰よりもMー1が大好きであり、Mー1からも愛されている男によるお笑いへの提言。これはヤホーを検索してもなかなか出てこない。出てこナイツ。

Posted byブクログ

2021/04/12

ツッコミは愛で、引いちゃいけないこと。容姿や性別で笑いを取るのは違うけれど、それを笑いにできる要素も確かにあること。時代によって求められるものが変わっていくこと、それを自分に合ってないと感じること。ボケづらい世の中、という。ツッコミ側の人間としては、ボケがないと生きていけないから...

ツッコミは愛で、引いちゃいけないこと。容姿や性別で笑いを取るのは違うけれど、それを笑いにできる要素も確かにあること。時代によって求められるものが変わっていくこと、それを自分に合ってないと感じること。ボケづらい世の中、という。ツッコミ側の人間としては、ボケがないと生きていけないから共倒れしてしまわないように、これからの芸人に期待を込める。 感性が似ている、と思った。大阪で生まれ育って肌で感じてきたこと。その良いと思うところ、悪いと思うところも間違ってなかったと思えた。自分の笑いに対するスタンスはこれでいいやと思えた。

Posted byブクログ