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ふるぎぬや紋様帳(四) の商品レビュー

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2019/10/25

 店主がなぜ店主となったかがちょこっとだけでてくる。  って、相当無理矢理なんだけど。  それを受け入れるに至った、というか、受け入れてしまう店主の性格というか気質がいかに形成されたか、むしろそこが知りたいです。  そして、相変わらず色んなものに振り回されている主人公。  が、...

 店主がなぜ店主となったかがちょこっとだけでてくる。  って、相当無理矢理なんだけど。  それを受け入れるに至った、というか、受け入れてしまう店主の性格というか気質がいかに形成されたか、むしろそこが知りたいです。  そして、相変わらず色んなものに振り回されている主人公。  が、どうやら、それはそれで理由があるらしい。  もっとも、主人公には心当たりが全くないみたいだけど。  花嫁衣裳の話がよかった。  うん。  着物の自分の役目をちゃんと果たしたいよね。  つか、それがレーゾンデーテルというものであろう。  ああ、所以を探す物語なのかな、と唐突に思う。  そこにやってくるふるぎぬも、それをまとう人も、所以があってそこにいる。  そういう物語なのだろう。

Posted byブクログ