虹にすわる の商品レビュー
性格が真反対のアラサー男子が 理想の椅子を作る話。 ドタバタ劇があるでもなく 淡々と話が進み、終わる。 まぁ現実ってそんなもんだよね。
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- ネタバレ
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瀧羽さんの小説には生きていくのが不器用な人が出てくる。その不器用さが心配で気になって放っておけなくなる。 心配性で人の顔色ばかり見て自分の意見を通すことのできない徳井や、一見自由奔放で楽天家でお調子者のように見えるけれど、実は自分の夢をかなえることに一途な魚住の、うまく人生を流れていけない不器用さも、やはり放っておけなくなってしまう。もし身近に徳井や魚住がいたら、「ちょっと、もう、ほんとにしっかりしなさいよ!」と説教しつつ世話を焼いてしまいそうだ。 自分たちの手でオリジナルの椅子を作って売る。そんな二人の夢はあぶなっかしくて現実味がなくて、それだけどなんとかして叶えてほしいと思わずにいられない。 夢と現実は別だ。そう自分に言い聞かせながら夢から目をそらせた経験は誰にでもあるだろう。その自分なりの折り合いや決意と少しの後悔を全力で肯定したくなる、そんな一冊。
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デザインの才能はあるけれど、技術が乏しい1人とデザインの才能はないけれど、技術はある1人が2人3脚で少しずつ自分の生き方を模索していくお話。 う~ん。なんか薄いという読後の感想。
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