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絶望の林業 の商品レビュー

3.6

21件のお客様レビュー

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2024/11/04

事務方として林業の仕事している身としては結構納得できる内容が多かったけど、この本に書かれているような問題を是正するには国そのものが変わらないと難しいだろうな。

Posted byブクログ

2024/03/04

配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01426709

Posted byブクログ

2023/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

伐採を始めて「林業?」に興味を持ったので手に取った。林業の営みの幅広さを知るというベーシックな学びから、次いで「楽しそう」という無知な興味をあっさり打ち砕かれる。ところどころで住宅だとか環境などにも知識が広がる。そしてファンドによる林地運営や恒続林の性質、国是・社是から「これって人の活動や企業活動に通じるものあるね」みたいな感想も生まれて。これほどタイムスパンの長い営みについてゆっくりと触れる時間は自分には珍しく、学びとして生かしたく思った。

Posted byブクログ

2022/09/28

林業は成長産業! 国産材の普及奨励! 木育で自然を愛する子を! という言葉を冷静になって見つめさせてくれる本。 木材の消費者 山を持つ人 林業関係者 製材所勤務者 森林組合の方々 設計士や建築関係 林野庁の方々 などなど、さまざまな立場の人の、耳が痛い話が勢揃い。 自分自身...

林業は成長産業! 国産材の普及奨励! 木育で自然を愛する子を! という言葉を冷静になって見つめさせてくれる本。 木材の消費者 山を持つ人 林業関係者 製材所勤務者 森林組合の方々 設計士や建築関係 林野庁の方々 などなど、さまざまな立場の人の、耳が痛い話が勢揃い。 自分自身は林業関係者ではありますが、今後どう仕事+αに向き合っていくかを考える指針になりました。

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2021/04/21

ないものねだりと文句をいうだけの、全く非生産的な内容。本当に林業のジャーナリストか疑いを持つ。自分なりのあるべきモデルもなく、時間の無駄だった。

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2021/02/17

結局は日本の一次産業は国の補助金に頼り 切って、自己改革を押し進めることができ ないことに尽きます。 本来、産業として発展させるのであれば、 長期的視野を持って取り組むべきもので すが、林業もそうはなっていないようで す。 では日本の林業はこのまま衰退し続ける のでしょうか。...

結局は日本の一次産業は国の補助金に頼り 切って、自己改革を押し進めることができ ないことに尽きます。 本来、産業として発展させるのであれば、 長期的視野を持って取り組むべきもので すが、林業もそうはなっていないようで す。 では日本の林業はこのまま衰退し続ける のでしょうか。 いえ、希望はあります。 むしろ、そちらをもっと取り上げて、未 来へと目を向けるべき視野を持って読む のが正しい一冊です。 絶望している場合ではないのです。

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2021/03/06

「森林の備蓄が溜まった日本の林業はこれから再生する」という盲目的な信念の元、急ピッチで進む林業促進について否定的な見解を述べた本。梶山さんの「日本林業は蘇る」が悲観的楽観主義的なのに対し、これはとことん悲観的悲観主義。 希望の林業の章ですら、希望を抱いていない。 林業に関わる...

「森林の備蓄が溜まった日本の林業はこれから再生する」という盲目的な信念の元、急ピッチで進む林業促進について否定的な見解を述べた本。梶山さんの「日本林業は蘇る」が悲観的楽観主義的なのに対し、これはとことん悲観的悲観主義。 希望の林業の章ですら、希望を抱いていない。 林業に関わるそれぞれの新しい取り組みを逐一丁寧に切り取って、否定していく本でした。確かに盲目的に林業推進を信じてその業界に身を突っ込むのは経営的にも安全的にも非常に危険で、まず下地をきちんと身に付けろ的な意図には強く同意します。 一方で、大企業などによる集約的な日本林業については述べられておらず、新規需要開拓に向けた好意的な技術革新についてもあまり触れられていません。 里山資本主義など「これからの地方林業には希望しかない」と謳う本のみを読んで、その想いに傾倒するのが危険であるのと同時に、この本のみを読んで「林業は絶望的でもうどうしようもない」と思うのもよろしくないなと思いました。 ただ、前者のような本が現状は多いため、このような否定的な本があるのはとても貴重だと思います。

Posted byブクログ

2020/09/24

題名通りの内容。既得権益や悪慣習が常態化しているのが読み取れる。第一産業こそが生命線と昨今考えるが、政治の与える役割や世の中の流れ、そして最終的には習わしがそれらを発展させることを阻害してるように思う。という、私も無関心の一員か。

Posted byブクログ

2020/09/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

そもそも林業はスパンが超長期 素材としての用途が多いために低級が売れる 長いスパンで育てたのに価格は二束三文 そもそも山の境界線がわからない 境界線の調べ方もかなり面倒 外材のほうが安く品質もいい 獣害対策や機械化は高コスト 機械化すると仕事量を増やさないと効率減 低間伐技術で他の木を傷つける 木材流通の利害関係者が多い 事故率15倍の労働環境 労災に消極的な空気感 補助金漬けゆえ補助金がないと動こうとしない 災害復旧にも出動しないことも 山主が地元にいないこともあるため無断伐採横行 木材の在庫管理がガバガバ 木育が小手先だけで無意味 合板なら安い低級木材でも可 産廃なのに未利用材と偽る業者 国産材が輸出で売れるのは安いから ついに主伐にまで補助金が クリーンウッド法は抜け道だらけ むしろ林野庁が抜け道を教えている 教育機関で教えられたことが現場の先輩がしてない 耳の痛い視察アドバイスはスルーする林野庁 任期中に成果を求める林政担当者 林地は、ほかの金融資産と負の相関を持つことから、長期的には安定しており投資のポートフォリオに組み込める

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2020/08/14

知り合いの大工さんに 「こんなことが この国の山では…」 と お話したところ 全く、その通り! のお話が山ほど(!)出てまいりました それでも、僕(たち)は「木の家」を 創っていきたいのです いきなり 暗い難しいお話をしても なかなか人は聞いてはくれないので こうやって 話が...

知り合いの大工さんに 「こんなことが この国の山では…」 と お話したところ 全く、その通り! のお話が山ほど(!)出てまいりました それでも、僕(たち)は「木の家」を 創っていきたいのです いきなり 暗い難しいお話をしても なかなか人は聞いてはくれないので こうやって 話が届いている人と この現状を語り合いたいのです 日本には まだ この国の山を憂いている まだ この国の木を憂いている 人が 少ないだろうけれど 確実に いる

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