ルネサンス庭園の精神史 の商品レビュー
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見に行きたいと思ってすぐに行けるところばかりではないけれど。それに、行ったらみられるものばかりではないけれど。 造園が、作庭が途方もなくお金のかかる趣味である限り、その時代の思想が反映される。花壇の幾何学的な形状は手入れのためだけではないと。 庭園が、世界のミニチュアであるばかりか、錬金術が占星術が博物学こそが科学だった時代におけるありうるべき本質的世界のミニチュアとして作られていた。本質が庭に出てくるのは禅から枯山水にも近いか。 現代の庭はどこにあるのだろう。足立美術館を見に行ってみようか。
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