続・コーネリアスのすべて の商品レビュー
日本で最も信頼できる音楽評論家の一人である野田務(同氏の『ブラックマシンミュージック ディスコ、ハウス、デトロイトテクノ』は名著である)編集による一冊。Corneliusを巡り、小山田圭吾へのインタビューや対談(特に砂原良徳、細野晴臣らとの対談は面白い)、バンドメンバーらの関係者...
日本で最も信頼できる音楽評論家の一人である野田務(同氏の『ブラックマシンミュージック ディスコ、ハウス、デトロイトテクノ』は名著である)編集による一冊。Corneliusを巡り、小山田圭吾へのインタビューや対談(特に砂原良徳、細野晴臣らとの対談は面白い)、バンドメンバーらの関係者インタビューなどが収録されている。 ちょうどタイミングとしては、1994年の1st「The First Question Award」と、2001年の「Point」の新装版が7月に発売されたということで、この2作に関する話題が比較的多い。情報量が過多の1997年「Fantasma」から、情報量をミニマムにそぎ落とした2001年の「Point」。たった4年であるが、この変化は非常に大きく、「Point」により提示されたレコーディング手法や音像は、2019年の現在の耳で聞いても全く色あせていないことに改めて驚く。
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