超高齢社会のリアル の商品レビュー
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股関節の可動域が小さくなると歩幅が小さくなり歩く速度が遅くなる。すり足歩行になると転びやすくなる。 歩行速度は生活機能の指標になる 健康寿命と寿命の差は、男性で9~10年、女性で12~13年。長生きは、不健康な期間を増大させて生まれた。 長寿化は長寿リスクを増大させた=要介護期間の延長 運動習慣と日常生活の基本機能の保持は、因果関係というより相関関係。 65歳以上のフレイル指標=体重減少、疲労感、身体活動低下、歩行速度低下、握力低下。 このうち歩行速度低下と関係が深い。 ロコモティブシンドローム=運動器症候群 サルコペニア=加齢性筋肉量減少症 オーラルフレイル=口腔機能のフレイル 社会的フレイル=社会生活への脆弱性が増加した状態 低栄養の影響=たんぱく質、アミノ酸、ビタミンd。 体重1キロあたりたんぱく質1.06g 認知症の手前=軽度認知障害MCI 週3回以上習慣的に運動することで、発生度が0.62になる 発酵食品による血中BDNF増加(脳由来神経栄養因子)=カマンベールチーズでBDNF濃度の維持に貢献する。 認知予備脳=脳の病的変化に打ち勝つ予備能力、を鍛える。認知予備脳によって、認知症が表面化しない。認知的フレイルは、認知予備脳力の低下のこと。 教育が認知予備脳を鍛える可能性がある。 『100歳の美しい脳アルツハイマー病解明に手を差し伸べた修道女たち』の中で、シスターマリーは修道院の中で知的活動に取り組んでいた。101歳まで認知能力は衰えていなかったが、死後の病理解剖では、脳の萎縮など認知症が認められた。 歩行障害が老いを感じる最初の障害。 排泄障害=尿失禁 入院関連機能障害(HAD)入院いよって歩行障害、筋力低下が生まれる。 自立していられる年齢の限界、健康の限界が中区生きる楽しみより不安が先立っている。 イースタラインの逆説=幸福と収入のパラドックス。GDPの上昇で幸福は直線的には上がらない。
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老後をめぐる現実と課題(健康問題,社会保障,在宅医療等)について,長年の豊富なデータと科学的根拠をもとに解説,解決策を探る。(内容より)病気や介護状態・「予防」の本質とは。科学的な根拠が解き明かす、人生100年時代の生き方、老い方、死に方。【目次】 第1章 超高齢社会の姿 第...
老後をめぐる現実と課題(健康問題,社会保障,在宅医療等)について,長年の豊富なデータと科学的根拠をもとに解説,解決策を探る。(内容より)病気や介護状態・「予防」の本質とは。科学的な根拠が解き明かす、人生100年時代の生き方、老い方、死に方。【目次】 第1章 超高齢社会の姿 第2章 老化の実態 第3章 健康寿命延伸の表と裏 第4章 健康寿命を科学する(ヘルスリテラシー) 第5章 後期高齢者の実像:超高齢社会の主役 第6章 認知症を取り巻く現実と課題 第7章 「予防」の先にあるもの:予防の本質 第8章 地域包括ケアシステムと在宅医療 第9章 健康格差と命の格差
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