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戦国の教科書 の商品レビュー

3.7

18件のお客様レビュー

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2019/12/25

印象に残るのは、 又左、相手への作法が自身の纏う雰囲氣を変える。 海賊、成長によるかつての大事が今は些事に。 弾正、汚名も厭わぬ覚悟で名を刻み生きた証を問う。

Posted byブクログ

2019/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

戦国時代に興味を持ったのは、岩槻のことを学び始めたから。 室町幕府の滅亡あたりについて詳しく知りたい。そこでとりあえず、導入としてこの本を読んでみた。 率直に言うと面白かった。この時代の人がどんなことに重きを置いて生きていたか分かった。解説や関連図書が参考になった。新発田重家、松永久秀が気になった。 生きることは戦うこと。 それぞれの守りたいものがあって、時に憤り、時に喜びながら、生きて、死んでいく様に心を動かされた。自分は何のために生きている?そう問われているように感じた。

Posted byブクログ

2019/10/24

戦国の教科書 天野純希ほか著 歴史の勘所が学べる短編集 2019/9/7付日本経済新聞 朝刊 戦国時代を象徴する言葉に「下克上」や「軍師」がある。それを歴史作家の矢野隆は黒田官兵衛を主人公とする「一時の主」という短編小説で"解説"する。豊臣秀吉が自分の死...

戦国の教科書 天野純希ほか著 歴史の勘所が学べる短編集 2019/9/7付日本経済新聞 朝刊 戦国時代を象徴する言葉に「下克上」や「軍師」がある。それを歴史作家の矢野隆は黒田官兵衛を主人公とする「一時の主」という短編小説で"解説"する。豊臣秀吉が自分の死後、天下を簒奪(さんだつ)する男として官兵衛を挙げていたという話に始まり、関ケ原の戦いにおける官兵衛・長政父子の謀議へと展開する。 ほかに木下昌輝、天野純希、武川佑、澤田瞳子、今村翔吾という気鋭の作家たちが、戦国を知る上で重要なテーマに基づき短編を書き下ろした。「合戦の作法」を担当した木下は「又左の首取り」で前田利家が織田信長に続き「礼」に目覚める姿を描く。「宗教・文化」担当の澤田は、秀吉という権力者に左右される僧侶、応其を主人公とする「蠅(はえ)」を執筆した。 文芸評論家の末國善己による「解説・ブックガイド」も興味深い。例えば、各地域で独自の「家中」を持ち、年貢徴収や公事(裁判)をしていた「国衆」を取り上げ「最近の歴史小説では、こうした国衆の研究の発展に伴い、国衆に気を使う戦国大名を描いた作品が増えてきている」と記す。 史実に基づきながらも、虚実のはざまで勝負するのが歴史小説とされる。そんな物語の面白さを味わいながら、歴史の勘所が学べるアンソロジーである。「幕末」など続編にも期待したい。(講談社・1500円)

Posted byブクログ

2019/10/17

短編小説+豆知識+他の小説の紹介、という構成が読みやすい。と、思いましたが、豆知識部分はもうちょっとわかりやすい方が…とはいえ、大事なところは進研ゼミのようにマーカーが引いてあるので、そこを読んでも大体はわかります。

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2019/10/13

若手(と言っても単にワタシよりも年下なだけで個人的にそう思ってる)の人気時代小説作家を集め、戦国時代をキーワードにした短編小説集。 単なるアンソロジーではなく、授業形式にして、夫々のテーマに沿って作品が書き下ろされてます。 1限目は「下剋上・軍師」、2限目は「合戦の作法」てな感じ...

若手(と言っても単にワタシよりも年下なだけで個人的にそう思ってる)の人気時代小説作家を集め、戦国時代をキーワードにした短編小説集。 単なるアンソロジーではなく、授業形式にして、夫々のテーマに沿って作品が書き下ろされてます。 1限目は「下剋上・軍師」、2限目は「合戦の作法」てな感じ。 それぞれの作品の後には末國善己による解説とテーマに関連するオススメ時代小説付き。ゼータクなアンソロジーです。

Posted byブクログ

2019/09/21

戦国時代を紐解く6つのテーマに沿って、6人の作家たちが書き下ろした短編集。正直、作家さんによって出来のバラツキがあり、なかなかテンポ良く読めなかったのが少し残念。

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2019/09/07

すごく面白かった! 今まで、歴史好きな人に解説されながらも、なかなか時代の流れや身分の上下やが頭に入ってこなくて、わからないまま読んでいるので、この本は初級編のようなものかと手にしました。 もっと軽い感じで読めるかと思っていましたが、ところがところが、なかなかずっしり、予備知...

すごく面白かった! 今まで、歴史好きな人に解説されながらも、なかなか時代の流れや身分の上下やが頭に入ってこなくて、わからないまま読んでいるので、この本は初級編のようなものかと手にしました。 もっと軽い感じで読めるかと思っていましたが、ところがところが、なかなかずっしり、予備知識が無いとちょっと難しい、本格歴史小説という感じでした。 でもどの話も、とても面白く引き込まれて読めましたし、その後の解説がまたわかりやすかったです。 紹介されていた本も面白そうで、読みたい本リストが増えてしまいました。

Posted byブクログ

2019/07/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

それぞれのテーマに沿って語られるお話。有名な人もいれば、あまり知られていない人もいたけれど、一人一人を掘り下げてあるので、知識欲を駆り立てられました。最後の解説とガイドブックも良かった。興味があればさらに広げていける一歩となるのが有難い。もう少し軽い感じなのかなぁ、と思いきや、どれもしっかり歴史小説でした。#NetGalleyJP

Posted byブクログ