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神秘の幻覚植物体験記 の商品レビュー

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2019/10/11

幻覚植物というと、日本では決して良いイメージはない。 所持や摂取が法律で禁じられているものも多いし、大麻や覚せい剤といった〝ドラッグ〟と同一視されているきらいもある。 だが、幻覚植物は決して快楽のために存在しているのではない。現在もシャーマニズムが息づく中南米。そこでは幻覚植物は...

幻覚植物というと、日本では決して良いイメージはない。 所持や摂取が法律で禁じられているものも多いし、大麻や覚せい剤といった〝ドラッグ〟と同一視されているきらいもある。 だが、幻覚植物は決して快楽のために存在しているのではない。現在もシャーマニズムが息づく中南米。そこでは幻覚植物は人々に気づきと癒しをもたらす〝儀式の道具〟として用いられているのだ。 メキシコの奥地・ウアウトラではマジックマッシュルームの儀式を受け、ペルーのイキトスではジャングルの中で伝説のアヤワスカを経験。ペルーのクスコでは幻覚サボテンのサンペドロでリャマの声を聞き、メキシコのレアル・デ・カトルセではペヨーテによって信じられないものを見た。 幻覚植物とはいったいどのようなものなのか。服用すればどのような〝世界〟を見ることができるのか。 内なるビジョンを求めて、中南米を巡る。いまだかつてない〝サイケデリック〟な旅の記録!(アマゾン紹介文) 思っていたよりもずっと真っ当でかつ地に足の着いた文章に困惑。タイトルに加えて彩図社だけに、もっとアグレッシブなものを想像していたんだけど…。 内容はというと、起きた出来事に忠実に淡々と記述しているように見受けた。幻覚のイメージでさえ大仰に書かれておらず、それゆえ、真実味が強い。

Posted byブクログ