金融ダークサイド の商品レビュー
西原理恵子さんとのコラボエッセイで人気の 経済ヤクザの猫組長 その猫組長が書いた金融ヤクザが語る 「黒い金とその世界」のお話 興味深い話が満載でおもしろかった! 経済ヤクザから見たカルロス・ゴーン事件の真相 世界のマネーシステム 石油をめぐる黒い金 旧五菱会のマネーロンダリング...
西原理恵子さんとのコラボエッセイで人気の 経済ヤクザの猫組長 その猫組長が書いた金融ヤクザが語る 「黒い金とその世界」のお話 興味深い話が満載でおもしろかった! 経済ヤクザから見たカルロス・ゴーン事件の真相 世界のマネーシステム 石油をめぐる黒い金 旧五菱会のマネーロンダリング事件 猫組長が足を踏み入れた経済ヤクザの履歴書 などなど… カルロス・ゴーン事件のお金の流れが すごくわかりやすくておもしろかった! 経済にうとい私でも 「は~そういうことなのね」となんとなくだけど納得。 あとは、コンビニで頻発した偽造カードによる多額引き出し事件の話。 「なぜ銀行ではなくコンビニだったのか?」 これって私の中ですごく疑問で、頭の中でずっと引っかかってたのだけど、この本を読んで納得! そうか…新銀行のシステムの違いか… 日本独自の銀行システムが偶然にも詐欺事件を防いでいたとは… そして猫組長がどうして経済ヤクザになったのか その履歴がすごく興味深かった~ 猫組長ってすごいわ… で、この本を読んで思ったのが 猫組長は 「お金で何か買いたいから」欲しいんじゃなくて 「お金でスリルを楽しみたいから」欲しいんじゃないかしら それってまさにギャンブラー! それもかなりケタ違いのギャンブルで勝負してる人なんだろな~ いやはや… 経済の世界は奥深い… そして猫組長も奥深い!
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蛇の道は蛇 金融機関で働いてますが、まったく知らない知識があり、とても勉強になりました。 日本は金融ガラパゴスと認識しましたが、逆にそれでいいのではと感じました。ガラクタのような債券を膨らませて金融商品にすることが良いとは思えない。 著者の本をまた読みたいです。
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アンダープロトコルと丸かぶりしてる内容もあったが面白かった。検察庁の捜査がアメリカからの圧力によるケースが複数指摘されるが、眉唾な推測とは思えない。金融システムについて国際的な背景や経緯が一番面白かった。ロシアを始めとする国家ベースの仮想通貨が国際基軸通貨ドルにどこまで対抗できる...
アンダープロトコルと丸かぶりしてる内容もあったが面白かった。検察庁の捜査がアメリカからの圧力によるケースが複数指摘されるが、眉唾な推測とは思えない。金融システムについて国際的な背景や経緯が一番面白かった。ロシアを始めとする国家ベースの仮想通貨が国際基軸通貨ドルにどこまで対抗できるのか今後注目。通貨=信頼なわけで、人権無視の侵略国が国際的な信頼を得られない世の中であることを願いたい
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著者は元山口組系暴力団組長で、現役時代はマネーロンダリングを中心にシノギを得ていたとの事。 また、ここ数年では漫画家の西原理恵子との共著でも有名になってきている。 本書は元経済ヤクザとしての経験と知識を基に、カルロス・ゴーンの巨額背任事件のかなり詳細な背景と手口の考察とマネーロ...
著者は元山口組系暴力団組長で、現役時代はマネーロンダリングを中心にシノギを得ていたとの事。 また、ここ数年では漫画家の西原理恵子との共著でも有名になってきている。 本書は元経済ヤクザとしての経験と知識を基に、カルロス・ゴーンの巨額背任事件のかなり詳細な背景と手口の考察とマネーロンダリングの方法についての解説、自身の「黒い経済史」、およびAIを利用したフィンテックと金融の未来についてが記されている。 中でも国際送金システムであるSWIFTを利用したロンダリングの方法や、バチカンがロンダリングにかかわっていた話、イラン・コントラ・ゲート事件の解説等はスリリングでもっと詳細を知りたいと思った。 なお、本書によれば、上記バチカンの話をベースに映画「ゴッド・ファーザー PartII」が作られ、イラン・コントラ・ゲート事件は映画「バリー・シール アメリカをはめた男」の元ネタになっているとの事。 あと、本書によれば著者は石油取引のロンダリングで設けた日本円で600億円(!!)を預けていた海外の銀行が丸ごとアメリカに凍結されたとのことだが、それについての詳細は書かれていない。これもすごく興味をそそるネタなので、詳しい話を知りたいが著者の他の著作に書いてあるのかしら?
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「日産のゴーン元CEOのマネーロンダリング」を当初から指摘してきた猫組長による「金融社会の裏面」解説書。 変わりつつある通貨、金融の世界のリアルな現状が生々しく語られています。 国際送金のテクニックのくだりは、自身の経験を反映したものなので、ゴーン事件に関する指摘も理解できました...
「日産のゴーン元CEOのマネーロンダリング」を当初から指摘してきた猫組長による「金融社会の裏面」解説書。 変わりつつある通貨、金融の世界のリアルな現状が生々しく語られています。 国際送金のテクニックのくだりは、自身の経験を反映したものなので、ゴーン事件に関する指摘も理解できました。
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ブロックチェーンについて調べているうちに他で紹介されていたので読んでみた。すでに国境を超えていて、知らないと全く理解できない話ばかりで、、参考になるかどうかは分からないけど、とりあえず知っておこう。と思った内容。
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大好きな猫組長。こちらはマネーロンダリングを中心に(笑)、日本経済、世界経済を解説したものです。そして現在猫組長がどんなことをしているのかも、ちょっとわかりますし、「うーん、素人が株の世界に手を出すのは危ないな」という気にもさせられます
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外国の銀行へ送金するとき 通貨ごとにコルレス銀行(Correspondent遠隔地の取引先の略)という中継銀行が指定されている 米ドルならシティバンクやJPモルガン・チェース、ユーロらなドイツ銀行 円はかつて東京銀行、現在は三菱UFJ銀行やSMBCなど SWIFT 交際銀行間通...
外国の銀行へ送金するとき 通貨ごとにコルレス銀行(Correspondent遠隔地の取引先の略)という中継銀行が指定されている 米ドルならシティバンクやJPモルガン・チェース、ユーロらなドイツ銀行 円はかつて東京銀行、現在は三菱UFJ銀行やSMBCなど SWIFT 交際銀行間通信協会 society for worldwide interbank financia telecommunication) MT100 キャッシュ MT500,700証券ベース アメリカ 上院 外交や安全保障 下院 予算(大統領は拒否権をもつ、空転しても下院のみ) 取り調べにおける最強の武器は完黙(完全黙秘) ドルに基軸通貨の座を奪われたイギリスだが、ドル自体の取引量は世界の貿易決済量でみると、シティが約4割で、ウォールストリートは2割くらいしかない。マネーエクスチェンジで大部分がシティで行われていることは、金融面でアメリカと経済戦争をほぼ互角で戦えていることの根拠といっていいだろう どれほどニューヨークが発展しても、シティの金融の聖地としての立場はいまのところ揺らいでいない ガラパゴス化した日本の金融機関では、こうしたペーパーマネーを扱う商習慣がない。金融システムの硬直化が幸いしてペーパーマネーをベースにhした世界規模の金融危機かの被害から逃れることができたのは、皮肉な幸運と言えるだろう 投資銀行は、銀行という名前こそついているものの、銀行免許を持たない証券会社の別称でファンドとして機能する 銀行免許がないので、FRBから直接現金を供給されない それは同時に中央銀行から監視や規制から開放されていることを意味する 2007年に開業したシティバンク 中でも赤坂支店と神戸支店は、黒い経済活動の旗艦店 7000万円の入金 ATM 機械なら報告義務がない アメブラ センチュリオンカード 年会費35万+tax プラチナカードを所有している人が年間1500万を使うと招待される しかし、私の周囲ではすべて所有者からの紹介 紹介さえされてしまえば、誰でも所有できる 世界経済はアメリカと中国に二分されているが、ソブリンクリプトカレンシーにおいてはアメリカとロシアが激しく争っている ロシアはドルに対抗できる仮想通貨2.0を開発しようとしている 日本には本質的な意味でのバンクオフィサーがいない 海外の銀行では口座を開くと必ずオフィサーがついて、多くの相談にのってくれるばかりか提案のしてくれる ビジネスは他人の資本でおこなうべき 借金できる能力こそが、人の評価だ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
作品金融ダークサイド元経済ヤクザが明かす「マネーと暴力」の新世界ーギャンブル狂い近いヤツだと思うことで理解できる。アメリカが世界の金の流れを利かせている。戦争してでドルを守る意味が理解できた。
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